なでしこ 24日北朝鮮は中国・大連開催が有力 中立地でもほぼアウェーに

2024年02月17日 04:45

サッカー

なでしこ 24日北朝鮮は中国・大連開催が有力 中立地でもほぼアウェーに
<なでしこ練習>ダッシュを繰り返す選手たち(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」がアウェーで北朝鮮と対戦する24日のパリ五輪アジア最終予選第1戦の開催地が、中立地の中国・大連が有力となったことが16日までに分かった。当初は平壌の金日成競技場で開催予定だったが、日本協会は8日に急転、未定となったと公表。試合8日前にようやく方向性が定まった。東京・国立競技場での第2戦(28日)と合計の勝者が五輪出場権を得る。
 前代未聞の“狂騒曲”がようやく終焉(しゅうえん)を迎えそうだ。平壌の予定だった開催地が事務折衝の遅滞などで一転、未定となったと発覚したのが今月8日のこと。それからさまざまな臆測が飛び交うなど大きな混乱を招いていたが、複数の関係者によれば、開催は最終的に中立地の中国・大連で落ち着きそうだという。

 ようやく見通しがついたものの、各方面への影響は計り知れない。一時はサウジアラビアのジッダでの開催が濃厚との情報も飛び交った中、チームはこの日も千葉市内で調整。昼過ぎの時点で、日本協会はアジアサッカー連盟(AFC)から正式な通達を受けていなかった。今後はビザ発給手配など、急ピッチで準備に追われることになる。

 大連は中国東北地方にある遼東半島の最南端に位置し、北朝鮮に隣接する国境の町・丹東まで車で約5時間の距離にある。相手にとってはまさにホームに近い環境だ。キックオフは日本時間午後4時30分の見通しというが、この時期、気温は平壌同様に氷点下も記録するなど極寒だ。ただ慣れない人工芝の平壌・金日成競技場と違い、試合会場となりそうな大連金州スタジアム(収容約3万人)は天然芝と好材料もある。

 会場が試合8日前になっても正式発表されない異常事態にも、FW田中美は「あまり変わりないですね」と平然。大一番へエースは「今日も北朝鮮を想定した練習ができた。毎日、そういった積み重ねだと思ってやってます」と力強く誓った。

おすすめテーマ

2024年02月17日のニュース

特集

サッカーのランキング

【楽天】オススメアイテム