遠藤航 デュエルを制する“極意”とは…1対1になる前が鍵「頭を使って賢く守る」

2024年07月14日 06:50

サッカー

遠藤航 デュエルを制する“極意”とは…1対1になる前が鍵「頭を使って賢く守る」
マンチェスターU戦で競り合うリバプールMF遠藤(右)(AP) Photo By AP
 サッカー日本代表主将のMF遠藤航(31=リバプール)が6日深夜放送のテレビ東京「FOOT×BRAIN」(土曜深夜0・25)に出演。自身の代名詞である“デュエル王”としての極意を明かす場面があった。
 番組ではMCの俳優・勝村政信と遠藤による対談が実現。過去ドイツ1部で2季連続デュエル王に輝いた遠藤は「(元日本代表の)ハリルホジッチ監督もその部分についてスゴく選手に要求していました。まずは1対1で負けるな。そこからグループがあってチームがあるという考え方。僕もドイツに移籍してからは1対1の良さを出さなきゃいけないと思っていて、守備的MFとしてやっていたのでボールを奪うにはどうしたらいいかと。当時日本人はフィジカルでは勝てないイメージを日本人自身が思っていた。それは本当なのかと疑問を感じながら試行錯誤していた」とコメント。

 勝村から「どうやって1対1を強くしていったのか?」と質問されると、遠藤は「1対1で勝る要因はけっこういっぱいあります。単純に1対1になった瞬間に局面が生まれますけど、それまでのポジショニングやアプローチのスピードとか1対1になる以前で駆け引き始まっていたりもするので。そこにかなり僕はこだわっていた。ボールがいつ出てくるのかの予測とポジショニングというのを考えながら、その上で1対1でどうやったら勝てるのかとトライしてましたね」と返答。

 デュエルを制するための必要な情報として味方との距離、相手のボールの持ち方、ボールを受ける選手の体の向き、相手の思考などを挙げた。勝村が「相手と対峙しながらそこを見ているけど、違う所も見ていると…」と話すと、遠藤は「そうですね。マークしている選手や近くにいる選手は基本的には直視していないというか間接視野に少し入ってるぐらいで。基本はボールとか見ながら味方の選手とかがどうプレッシャーかけているのかというのを見て、最終的に自分のポジショニングとボールを奪いに行くタイミングを決めるという感じですね」と説明。

 続けて「頭で考えていることと、実際にやってみることはけっこう違ったり難しかったりするじゃないですか?それをリンクさせる作業が得意なんです。僕もそんなにフィジカルお化けっていうほどではないので、屈強な相手に対してどうすればボールを奪えるか。もちろんフィジカルベースは上げないといけないですけど、その中でも頭を使って賢く守る賢く1対1を制するみたいなことは常にトライしてますね」とコメント。デュエル勝負とは1対1になる前から始まっており、そこまでにいかに周囲の情報を把握するかが勝敗を分ける鍵になると明かした。

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