激しい炎と黒煙、機体包む 夜の羽田封鎖…消火活動緊迫 海保機の乗員5人発見も全員死亡

2024年01月02日 20:10

社会

激しい炎と黒煙、機体包む 夜の羽田封鎖…消火活動緊迫 海保機の乗員5人発見も全員死亡
羽田空港の滑走路で炎上する日航516便=2日午後6時48分 Photo By 共同
 日没後の暗い滑走路を走る機体から上がった炎と黒煙が瞬く間に機体を包んだ。2日、羽田空港で起きた日航機の火災。赤色灯をつけた車がすぐに集まり、緊迫した中で消火活動を実施。大きなサイレンが響く中、ターミナルビルに居合わせた人たちが不安そうに状況を見守っていた。
 NHKの映像によると、事故があったのは午後6時前。当初は機体後部の客室内に激しく火が上がる様子が窓の外側から確認できた。機体前部には乗客が避難したとみられる脱出シューターが展開されていた。

 火の手はみるみる広がり、30分もたたないうちに機体全体に回った。「JAPAN AIRLINES」のロゴは見えなくなり、窓やドアからは爆発するように炎が噴き出した。部品が焼け落ちて骨組みが露出。火花が散り、機体は1時間ほどでつぶれるように燃え落ちた。

 また、東京消防庁によると、羽田空港で日航機と衝突した海上保安庁の航空機から、脱出した機長以外の乗員とみられる5人が見つかった。容体は分かっていない。その後、警視庁によると、日航機と衝突した海保航空機の乗員5人の死亡が確認された。脱出した機長は意識があるという。

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