日航機炎上 管制官と日航機、海保機とのやり取りは「確認中」と国交省 事故原因解明急ぐ

2024年01月02日 22:11

社会

日航機炎上 管制官と日航機、海保機とのやり取りは「確認中」と国交省 事故原因解明急ぐ
必死の消火活動中に炎と白煙につつまれる機体 Photo By スポニチ
 日航機の機体が2日、羽田空港で炎上した。午後6時前に炎を上げながら滑走路を走る機体が目撃されている。新千歳空港を2日午後4時に出発し、午後5時40分に羽田空港に到着する予定だった日本航空516便のエアバスA350型機。羽田空港では、黒炎がもうもうと立ち上り、焦げ臭い匂いが広がった。続々と消防車が出動し、70台以上が懸命な消火活動を行っている。展望デッキには、心配そうに見守る人であふれた。
 日本航空によると乗客は367人、乗員12人の計379人が搭乗していた。乗客のうち、8人は幼児。乗員乗客全員が機体から脱出したという。ケガ人は17人。

 日本航空が着陸後に海上保安庁の機体が衝突。衝突したのは羽田航空基地所属の航空機ボンバルディアDHC8―300。警視庁によると、6人が搭乗し、機長は脱出したが、5人の死亡が確認された。機長は意識があるという。事故が起きたのは、東京湾沿いの「C滑走路」だった。

 海上保安庁によると、衝突した海保機は能登半島地震の対応で新潟航空基地に向け物資を搬送中だった。

 国土交通省航空局の担当者は2日夜、記者会見で、事故原因は運輸安全委員会などの関係機関が調べるとし、管制官と両機のやりとりなどについては「確認中」とした。

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