炎と煙、熱気、緊迫の脱出 「早く出して」叫ぶ乗客 日航機、一気に炎上
2024年01月02日 20:21
社会
「着陸した時に、いきなりボンと何かにぶつかったような、突き上げるような感じがした」と話したのは、窓際に乗っていた東京都内の女性(35)。逃れた後のターミナルで「窓から火花が見え、かがんで鼻と口をふさぐように指示を受けた。燃え出してからもなかなか出られず、脱出まで5分以上あったように感じた」と時折声を震わせていた。
火が上がった後の滑走路には、赤色灯をつけた車がすぐに集まった。サイレンが響く中で消火活動を実施した。機体は部品が焼け落ちて骨組みが露出。1時間ほどでつぶれるように燃え落ちた。
避難した乗客の多くは煙のにおいが漂う空港の第1ターミナル内で待機。警察官や、日航のロゴが入ったヘルメットを着けた職員から水やカイロ、毛布を受け取り、身を寄せ合っていた。