岸田首相 日航機と衝突で海保機5人死亡、哀悼の意 「大変残念。地震対応のため搭乗、敬意と感謝を」
2024年01月02日 21:01
社会
羽田空港では、黒炎がもうもうと立ち上り、焦げ臭い匂いが広がった。続々と消防車が出動し、70台以上が懸命な消火活動を行っている。展望デッキには、心配そうに見守る人であふれた。
日本航空によると乗客は367人、乗員12人の計379人が搭乗していた。乗客のうち8人は幼児。乗員乗客全員が機体から脱出したという。
日本航空が着陸後に海上保安庁の機体が衝突。衝突したのは羽田航空基地所属の航空機ボンバルディアDHC8―300。警視庁によると、6人が搭乗し、機長は脱出したが、5人の死亡が確認された。機長は意識があるという。事故が起きたのは、東京湾沿いの「C滑走路」だった。
海上保安庁によると、衝突した海保機は能登半島地震の対応で新潟航空基地に向け物資を搬送中だった。
羽田航空基地とは、羽田空港の一角に設けられている海上保安庁の基地。海難救助のエキスパート「特殊救難隊」が常駐していることで知られる。