日航機炎上 羽田空港パニック 響く爆発音「燃えている!」の悲鳴 2日連続羽田で過ごす人も

2024年01月02日 20:20

社会

 日航機の機体が2日、羽田空港で炎上した。午後6時前に炎を上げながら滑走路を走る機体が目撃された。新千歳空港を2日午後4時に出発し、午後5時40分に羽田空港に到着する予定だった日本航空516便のエアバスA350型機。70台以上の消防車が懸命な消火活動を行う中、展望デッキには、心配そうに見守る人であふれた。
 日本航空によると乗客は367人、乗員12人の計379人が搭乗していた。乗客のうち8人は幼児。乗員乗客全員が機体から脱出したという。

 日本航空が着陸後に海上保安庁の機体が衝突。衝突したのは羽田航空基地所属の航空機ボンバルディアDHC8―300。警視庁によると、6人が搭乗し、機長は脱出したが、5人の死亡が確認された。機長は意識があるという。事故が起きたのは、東京湾沿いの「C滑走路」だった。

 午後7時20分のANA機で長崎に帰る予定だった60代夫婦は「事故の瞬間、空港には爆発音が響き渡った。誰かが“燃えてる!”と叫んだので、外を見たら激しく炎が上がっていた」と振り返った。「今日これからの飛行機は飛ばないと聞いた。この後、どこかに泊まるのか、新幹線で帰るのか。明日は振り替え機が飛ぶのか。不安です」と心中を語った。米子行きに乗る予定だった20代男性は「朝一番の飛行機の予約が取れたけど、飛ぶのかどうか…」と心配そうに語った。

 また「昨夜、能登半島地震の発生の影響で乗ろうとしていた飛行機が欠航となって、きょう(2日)にあらためて出発しようとしたが、また欠航となった。2日連続で羽田で過ごすはめになりそうです」と話す人もいた。

おすすめテーマ

2024年01月02日のニュース

特集

【楽天】オススメアイテム