アキバのシンボル「肉ビル」閉店 「万世」3・31限りも復活に意欲「同じ場所に店舗を戻すことも検討」

2024年02月21日 05:00

社会

アキバのシンボル「肉ビル」閉店 「万世」3・31限りも復活に意欲「同じ場所に店舗を戻すことも検討」
3月末で閉店する「肉の万世 秋葉原本店」が入る万世本店ビル(撮影・高原俊太) Photo By スポニチ
 東京都千代田区の電気街・秋葉原を象徴するビルの一つだった肉料理専門レストラン「肉の万世 秋葉原本店」が3月31日をもって閉店することが20日、公式サイトなどで発表された。
 同店は社名の由来となった神田川にかかる「万世橋」のたもとにあり、1991年に完成。キャラクターの牛「もーちゃん」の看板が掲げられた建物は、「肉ビル」の愛称で親しまれていた。かつては1階から10階まで肉料理専門レストランや焼き肉店が入っていたが、2021年9月にビルは売却。現在は3、4階でステーキやすき焼きなどを提供する洋食店、1階はパーコ麺などが人気の「万世麺店」が営業していた。

 同社では「肉ビルは歴史を閉じますが、再開発後にまた同じ場所に店舗を戻すことも検討しています」と説明。サイトでは「またもーちゃんぶーちゃん(ブタのキャラクター)と帰ってきます でんき街とともに75年これからも頑張ります」とコメントし存続に意欲。3月25日には秋葉原圏内に「肉の万世 アキバプレイス店」をオープンさせる。

 秋葉原のシンボルがなくなることに、惜しむ声が相次いだ。この日、秋葉原本店で食事した足立区の50代男性は「ニュースを知り驚いた。電気街に買い物のついでに何度も来た。今日は味をよくかみしめて食べます」と話した。インターネットでは「子供のころから家族で食べに行った思い出の場所」「ごちそうというと肉の万世が定番だった」「見慣れた光景がなくなるのは寂しい」などの書き込みが目立った。

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