馳浩・石川県知事、万博予算1千万円の説明に賛否「ポケットマネーで」「復興のために寄付」「問題ない」

2024年02月21日 15:14

社会

馳浩・石川県知事、万博予算1千万円の説明に賛否「ポケットマネーで」「復興のために寄付」「問題ない」
馳浩氏 Photo By スポニチ
 石川県の馳浩知事の“万博関連予算”1000万円の説明についてインターネット上に対し、さまざまな声が上がり、「県民の怒り爆発」などのワードが一時、X(旧ツイッター)でトレンド入りするなど反響を呼んでいる。
 石川県が発表した令和6年度予算案に計上された万博関連予算1000万円の説明を巡り、またも批判の声が上がっている。

 15日に石川県が発表した令和6年度予算案では、「大阪・関西万博を見据えた国際文化交流の推進」の予算として1000万円を計上。この万博関連予算について、日本維新の会の顧問でもある馳知事は、会見で「馬場(伸幸)代表をはじめ、松井(一郎)さん、吉村(洋文)知事、また橋下(徹)さんと古い友人でございます。私は意思決定に参加しない顧問という立場ですので、ご理解いただければと思います」と説明。県の担当者は、万博を見据えた国際交流プログラムの費用として、友好交流協定を結んでいる韓国の都市に石川県の文化団体を派遣する費用だとしている。

 この馳知事の説明について、俳優の金剛地武志は、SNSに「日本中皆んな少ない小遣いから石川県のために寄付したり、少しでもチャリティになればと思ってあれこれしてるのに、無駄だということだ」と投稿。立憲民主党の蓮舫参院議員はSNSに「被災地の復旧復興を最優先する立場の知事とは思えない。維新の顧問を退くべきところでしょう」とつづった。

 一方、インターネット上では、「ポケットマネーでどうぞ」「友人だからですか?」「わずか1千万円かも知れませんが、これも被災者のために使えませんか?」「なんで韓国との交流で万博予算なの?」「万博のために寄付したわけではない。復興のために寄付しました」「機密費、キックバックの次はお友達予算」などの批判の声や、「しっかりと数千万円を復興予算として計上している。問題ないでしょ」「目くじら立てるほどでもない」などと問題ないとする声が上がっている。

 馳氏は昨年11月に、都内の会合で講演した際、2013年に開催が決定した東京五輪の招致活動で、開催都市決定の投票権を持つ国際オリンピック委員会(IOC)委員に対し、内閣官房報償費(機密費)を用いて贈答品を渡したと発言して問題になった。また、今年1月には、政治資金パーティー事件を巡り、自民党衆院議員時代に所属していた安倍派から5年間で計819万円のキックバック(還流)を受けながら、政治資金収支報告書に記載していなかったと明らかにして「収支報告書には記載しなくていいと聞いており、それに従ったとのことだった。私の監督不行き届きだ」と陳謝している。

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