茂木派議員が岸田首相退陣要求「トップがけじめをつけてもらわなければ困る」

2024年07月08日 05:23

社会

茂木派議員が岸田首相退陣要求「トップがけじめをつけてもらわなければ困る」
自民党群馬県連大会で発言する笹川博義元環境副大臣=7日午前、前橋市 Photo By 共同
 自民党茂木派の笹川博義元環境副大臣は7日、前橋市で開かれた党群馬県連大会で、派閥裏金事件対応を巡る政権の責任に触れ、岸田文雄首相に事実上の退陣を求めた。「残念ながら、組織のトップにけじめをつけてもらわなければ困る」と述べた。党内では菅義偉前首相や中堅・若手から退陣要求が相次いでいる。
 笹川氏は当選4回。首相の政権運営を念頭に「さまざまな政策を展開して汗をかいたのは事実だが、正しく評価してもらうには、けじめをつけなければならない」と強調。そうしない限り「党再生の第一歩にはならない」と訴えた。

 既に議員を引退した父、笹川尭元自民総務会長も登壇し「首相は党総裁である以上、責任を取って辞任するのは当然だ。両院議員総会で罷免すればいい」と語った。

 裏金事件を起こした安倍派の福田達夫筆頭副幹事長は、世間と自民の感覚にずれがあったと認めた上で、2009年の政権交代と「全く同じ空気を感じている」と言及した。県連会長の小渕優子選対委員長は9月の総裁選に関し、党再生のため「活発な政策論争が必要だ」と呼びかけた。

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