元銀行員から転身 石丸伸二氏 動けばSNSのトレンドワードにランクインする人気ぶり

2024年07月08日 05:29

社会

元銀行員から転身 石丸伸二氏 動けばSNSのトレンドワードにランクインする人気ぶり
6日に東京駅前で演説を行った石丸伸二氏(本人ブログから) Photo By スポニチ
 【東京都知事選 】 エリート銀行員から政界進出した石丸氏。その理由について雑誌のインタビューで、地元の安芸高田市長が河井克行・案里夫妻選挙違反事件に絡んで20年7月に辞職し、立候補した副市長が無投票で当選しそうだったこと、辞任した市長も無投票で就任していたこと、その流れを断ち切りたいと思ったと語っている。
 就任直後からSNSで注目を集めた。本会議で居眠りをしていた市議について投稿し、これにネットユーザーが反応。その後も高齢市議を論破したり、地元の有力新聞を偏向報道と非難し、その過程をSNSで公開した。22年6月には市議を「恥を知れ!」と叱りつけ、この姿が全国区のニュースで取り上げられ知名度がアップ。既存の権力に挑む政治家として若年層の心をつかんだ。

 一方で「副市長を全国から公募で選ぶ」「道の駅に無印良品の出店を誘致する」などの政策・事業は頓挫。市議との関係が築けなかったから、との指摘もあった。市長の任期を満了せずに投げ出したことへの批判もある。

 石丸氏側には訴訟問題も持ち上がっている。市長選のポスター費などを支払っていないとして印刷業者から訴えられ、昨年12月、二審でも支払い命令を受けた。また「どう喝された」と虚偽の発言をされ名誉を傷つけられたと市議から損害賠償を求められた訴訟は今月3日の二審でも敗訴した。

 良くも悪くも、石丸氏が動けばSNSのトレンドワードにランクインする人気ぶり。今回の選挙戦中も、街頭演説では都民ではないユーチューバーが生配信する姿が見られた。

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