バイデン氏後任の候補者は?最有力はハリス副大統領 勝てるのはオバマ氏の妻 あるか同性愛公言閣僚

2024年07月20日 04:40

社会

バイデン氏後任の候補者は?最有力はハリス副大統領 勝てるのはオバマ氏の妻 あるか同性愛公言閣僚
5月29日、選挙集会に出席したハリス副大統領 Photo By ゲッティ イメージズ
 バイデン氏が撤退した場合、後任の候補者は誰になるのか。最有力はハリス副大統領(59)。2021年に米国初の女性副大統領に就任。支持者らは米国初の女性大統領になることを期待している。ただ無党派層からの人気は低く、現地メディアが6月に実施した世論調査によると、ハリス氏の支持率はトランプ氏に後れを取っていた。
 トランプ氏に勝てる候補として注目されているのが、オバマ元大統領の妻ミシェルさん(60)。今月に入ってから発表された現地メディアの世論調査で、バイデン氏に代わる可能性のある候補として名前が挙がり、大統領候補になった場合は50%が支持すると回答。トランプ氏の39%を上回った。

 ミシェル夫人は労働者階級の家庭で生まれ、ハーバード大などで学んだ後、弁護士になった。気さくな人柄だが、8年間のホワイトハウス生活では教育や女性問題に尽力。年齢や性別を超えて人気があり、18年刊行の回顧録「マイ・ストーリー」は世界45言語に翻訳され、1000万部超のベストセラーになった。

 自身は出馬を繰り返し否定しているが、トランプ氏の言動については「決して許さない」と度々批判している。参戦した場合はトランプ氏にとって脅威の存在になることは間違いない。

 他の有力候補として挙がるのはピート・ブティジェッジ運輸長官(42)。米国で初めて同性愛者であることを公言した閣僚として知られる。20年大統領選の民主党候補者争いで敗れた後、バイデン氏を支えていた。40代という若さにも期待が集まっている。

 ≪バンス氏の妻にわかに脚光≫共和党のバンス副大統領候補(39)の妻ウーシャさん(38)が脚光を浴びている。インド系のエリート弁護士で、共和党大会3日目の17日に演説し、夫を励ました。派手な服装の登壇者が目立つ大会で、一線を画すシンプルな服装も「エレガントだ」と注目を浴びた。西部カリフォルニア州サンディエゴ出身。ヒンズー教の家庭で育ち、東部名門のエール大と英ケンブリッジ大で学位を取得した。法曹界に入ってからは企業弁護士などを務め、保守派のロバーツ最高裁長官の下で働いた経験もある。

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