熱中症搬送 1週間で1万2000人超 猛暑続き死者23人

2024年07月31日 05:30

社会

熱中症搬送 1週間で1万2000人超 猛暑続き死者23人
 熱中症警戒アラートを受け、埼玉県所沢市役所に設置されたのぼり旗 Photo By 共同
 総務省消防庁は30日、熱中症により7月22~28日の1週間に、全国で1万2666人が救急搬送されたとの速報値を公表した。1週間の搬送者数が1万人を超えるのは今シーズン初めて。全国で猛烈な暑さが続いたためで、前週から3588人増えた。福島、石川、岡山など17都県で計23人の死亡が確認された。
 今後も広範囲で最高気温35度以上の猛暑日となる見込みで、消防庁は小まめな水分補給や適切なエアコン使用などの対策を呼びかけている。

 搬送者のうち、3週間以上の入院が必要な重症者は334人、短期の入院が必要な中等症は4108人。65歳以上の高齢者が7279人で全体の57・5%を占めた。

 都道府県別では、東京が1294人で最も多く、大阪が952人、愛知841人と続いた。

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