紀藤正樹弁護士 自民離党の広瀬めぐみ議員の辞職願提出に「情状になるというのが今までの実務ですが…」
2024年08月16日 07:46
社会
広瀬氏は辞職の際にコメントを発表し「事務所の経費捻出のため、第1秘書の配偶者に第2秘書をお願いし、給与から資金提供を受けたことは事実だ」と認めた。議員の職責を全うするのは不適切だと判断したとし「軽率な行為だったと反省している。心よりおわびする」とした。
広瀬氏の事務所などによると、第2秘書は2022年12月から23年8月まで在籍。在籍中の給与総額は300万円台後半に上り、広瀬氏が大半を受領したとみられる。
紀藤氏は、「広瀬めぐみ議員が辞職願 参院議長に提出 秘書給与の詐欺疑惑巡り」と題された記事を引用し、「事実上容疑を認めていますね。議員辞職は当然に情状になるというのが今までの実務ですが詐欺容疑なので詐欺には罰金刑がなく起訴自体は免れない情勢です」と自身の見解をつづった。
広瀬氏をめぐっては、2022年の初当選後に、松川るい参院議員(大阪選挙区)が「エッフェル姉さん」として批判を浴びた昨年7月の自民党女性局のフランス研修にメンバーの一人として参加。また、今年2月にはカナダ人サックス奏者と赤色のベンツに乗って、ラブホテルに向かう不倫が報じられ、謝罪している。