河野太郎氏「大学入試の共通テスト、一発勝負をやめませんか」年に複数回の実施を“提案”

2024年09月11日 09:37

社会

河野太郎氏「大学入試の共通テスト、一発勝負をやめませんか」年に複数回の実施を“提案”
河野太郎氏 Photo By スポニチ
 自民党総裁選(12日告示、27日投開票)に立候補表明した河野太郎デジタル相が11日、自身のX(旧ツイッター)を更新。毎年1月に行われている大学入学共通テストの“一発勝負”について言及した。
 大学入学共通テストを巡っては、大学入試センターが今月6日、2026年1月の実施から、出願手続きをオンライン化すると発表。詳しい手続き方法などは25年2月以降に公表するとしている。

 センターによると、これまで現役生の出願書類は在籍する高校がまとめて郵送で提出していたが、オンライン化後は志願者本人が直接出願することになる。受験票は各自が印刷して試験当日に持参する。検定料の支払いもオンライン決済となる。インターネット環境を利用できない人には代替措置を予定している。高校関係者向けに、在校生の出願状況や志願者データなどが確認できるサイトを開設する。

 河野氏は「大学入試の共通テスト、一発勝負をやめませんか」と問い掛け、その理由について「現在の大学入試の共通テストは、年に一回しか行われません。それを目指して一生懸命勉強してきても、たまたまその日に体調が悪かったり、天候その他で交通機関が遅れて動揺したりして、本来の力が発揮できないことがあります。運が悪かったでは片付づけられません」と説明。

 そのうえで「コンピュータによるマークシート採点ならば、年に何回も受験するチャンスがあってもよいのではないでしょうか。その中で一番よくできた点数で評価してもらってもよいのではないでしょうか」と提案した。

 そして、「また、本当にそんなたくさんの科目のテストが必要でしょうか。試験科目から外れると勉強しなくなるという声を聞いたことがあります。試験のために勉強するものなんでしょうか。大学受験には関係ないけれど、面白いから学んでみるではいけないのでしょうか。大学入試に必要なこと、なんだと思いますか」と試験科目数にも言及した。

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