斎藤知事 定例会見で涙も…ネット怒り「誰も心を打たれません」「泣きたいのは、県職員と県民」

2024年09月11日 19:13

社会

斎藤知事 定例会見で涙も…ネット怒り「誰も心を打たれません」「泣きたいのは、県職員と県民」
定例記者会見で涙ぐみながら話す兵庫県の斎藤元彦知事=11日午後、県庁 Photo By 共同
 兵庫県の斎藤元彦知事が11日、定例記者会見を行い、告発文書を巡る一連の問題で兵庫県議会の全議員が辞職要求し、不信任決議案を提出する方針であることを受けて「こういう状況になったということは申し訳ないなという思いで、自分自身に対して悔しい思いではある」と涙を浮かべる場面があった。これを受けて、ネットでは「会見で涙流せばいいってものじゃない」「誰も心を打たれません」といった厳しい声があがった。
 会見で3年前の選挙で斎藤知事を支援した自民党や維新の会の県議らも辞職要求に動くことについて質問されると「申し訳ないなという思い。3年前に会派を割って、重い決断をいただきました。その先生たちに出馬要請してもらい、私も決断し、これまで一緒にやってきました」と振り返った。

 続けて「議会が終わるたびに、『頑張れよ』と言っていただいていたので、そこは大変申し訳ないなと…こういう状況になったということは申し訳ないなという思いで、自分自身に対して悔しい思いではある。でも、その先生方も心から今も感謝はしていますので…本当に申し訳ないというふうな思いで私自身はいます。すいません」と期待に応えられなかったことを悔やみ、目に涙を浮かべた。

 また「感情が出てしまいまして申し訳ないです。私自身は決して完璧な人間ではないので、いろんな間違いもあったかと思いますけど、自分自身はこれからも一生懸命、あくまで県民のみなさんのためにやっていきたい思いでいます」と思いを吐露。

 そして「県民のみなさんからもいろんなご指摘はいただいている。からは、“頑張れ”という指摘もあるが、“何やってんだ”という指摘もある。それは私自身がまだまだ力不足のところがある。それでも未来の兵庫のために頑張っていきたいという思いは、今でもすごく持っている。ぜひそこをご理解いただけるように、これからも頑張っていきたいという思い」と伝えた。

 斎藤知事が涙した理由について記者から「この文書の問題の対応へのまずかったことを後悔しての涙であって、元県民局長さんが結果的に亡くなられたという、そういうことへの後悔やくやしさみたいな、そんな感情は今の涙には関係なかったんでしょうか?」と問われた。

 これに斎藤知事は「今の思いは先ほど申し上げた通り、自民党の先生方とのこれまでの経緯とか、維新の会のみなさんとのこれまでの経緯ということに対してのご説明でした」と説明した。

 これにネットでは「人の為に泣けるならとっくに辞職している。くだらない涙。辞める以外の道はない」「彼にとっては、口ではああ言いながら、全く悪いことをしたと思っていない」「斎藤知事のために命を奪われた人をこの期に及んで貶めておいて、自分のためには涙する?誰も心を打たれませんよ」「会見で涙流せばいいってものじゃない」「異常だ」「兵庫県は泣き芸が習わしなのか?」「泣きたいのは、県職員と県民」といった厳しいコメントであふれた。

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