斎藤知事、四面楚歌も再び続投表明にネット「県民からの激励が多いというが…」「辞めないのは裁判対策?」

2024年09月11日 13:02

社会

斎藤知事、四面楚歌も再び続投表明にネット「県民からの激励が多いというが…」「辞めないのは裁判対策?」
斎藤元彦知事 Photo By スポニチ
 斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題を巡り、県議会最大会派の自民党は11日までに知事の不信任決議案を9月議会に提出する方針を固めた。開会日の19日に提出する案が浮上している。維新の会、公明党のほか、立憲民主党県議らでつくるひょうご県民連合も不信任でまとまる見通しで、可決される公算が大きい。
 四面楚歌の状況になっている斎藤氏は、11日に記者団の取材に応じ、「事実関係の調査が優先課題で、調査後に改善すべきところを改善するのが私のやるべきことだ。議会にも理解してほしい」と述べ、続投の意思を示した。

 再びの続投表明にインターネット上には「最後くらい潔い振る舞いをしてください」「県民からの激励が多いというが、証拠を示してほしい」「辞めないのは裁判対策ですか?」「すべて自分というフィルターを通すから、自分に都合の良い変換をする利己主義者でしかない」「弁護士さんの助言通りにしてる感じ」「今後の為に出来るだけ現金を得て終わりたいってことなのでしょうか?」などの声が上がっている。 

 不信任決議案が可決された場合、斎藤氏は失職か議会解散かの選択を迫られる。文書を元県幹部の男性が3月中旬に作成、配布してから約半年。男性が亡くなる事態となった一連の問題は重大な局面を迎える。

 地方自治法によると不信任案の可決は議員3分の2以上が出席した上で、出席議員の4分の3以上の賛成が必要。可決の場合、10日以内に議会を解散しなければ失職する。斎藤氏が解散を選んだ場合は県議選が行われ、改選後の議会で3分の2以上が出席し、過半数が賛成すれば不信任決議が成立。斎藤氏は議会から通知を受けた時点で失職することになる。

 斎藤氏が議会解散を選んだ場合、疑惑の検証を進めている百条委もなくなることになる。それでも斎藤氏追及の場が失われないよう、改選後の議会で百条委を再設置すべきだとの意見が一部会派から出ている。

◇兵庫・斎藤知事告発文書の疑惑7項目
(1)人事=ひょうご震災記念21世紀研究機構の副理事長2人が突然解任
(2)知事選=2021年知事選で幹部職員らが斎藤元彦氏の選挙を手伝い
(3)知事選=次期知事選に向けた投票依頼のため、商工会などに出向いた
(4)贈答品受領=地元企業からコーヒーメーカーやロードバイクなどを受け取った
(5)パーティー券=副知事らが斎藤氏の政治資金パーティー券を商工会などに大量購入させた
(6)優勝パレード=阪神・オリックス優勝パレード費用を信用金庫などから不正に集めた
(7)パワハラ=机を叩いて激怒したり、職員を怒鳴り散らしたりした

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