小泉進次郎氏は失速3位も選対委員長への登用論浮上 幹事長就任案も

2024年09月28日 04:40

社会

小泉進次郎氏は失速3位も選対委員長への登用論浮上 幹事長就任案も
自民党総裁選後に開かれた両院議員総会で、握手する石破茂新総裁(右)と小泉進次郎氏。中央は高市早苗氏(代表撮影) Photo By 代表撮影
 最有力とみられていた小泉進次郎氏は1回目投票で3位に沈んだ。敗北が決まると目には涙。敗因について「私の中で足りないものがあったと思う」と言及。次期衆院選に向けて「自分のできることをしっかり実行し(石破政権を)支えていきたい」と述べた。
 敗因として挙げられるのが選択的夫婦別姓の法制化。前向きな候補は他にもいたが「1年以内」と区切ったのは小泉氏のみ。一般世論に比べ保守的とされる党員。高市氏に食われていき、党員票は61票にとどまった。

 同じく「1年以内」を掲げた解雇規制の見直しも足かせに。討論会で挙がった異論や拙速批判に具体的な反論をできず、国会答弁を不安視する空気が増大。岸田派関係者は「来夏改選を控える参院側を中心に小泉敬遠論が間違いなく広がっていた」と指摘。期限を示すことで実行力をアピールする狙いが裏目に出て、議員票も75票と伸び悩んだ。

 とはいえ、後見人である菅義偉前首相と良好な関係にある石破氏の選出で、初めての党四役となる選挙対策委員長への登用論が浮上。党関係者は「閣僚となると国会で野党の標的になるのは避けられない」とした上で「一般有権者の間では依然として人気が高い。無党派層対策の“選挙の顔”としてうってつけ」と話した。一方、史上最年少43歳での幹事長就任案も取り沙汰されている。いずれにせよ、裏金議員の公認問題への対応が最初の関門となりそうだ。

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