角川前会長「私は無実」 長期勾留「理不尽」と強調 五輪汚職事件で東京地裁初公判
2024年10月09日 05:30
社会
弁護側は角川被告には決裁権限がなく、スポンサー契約に関する情報は共有されなかったとして、「検察の誤った見立てで起訴された」と反論した。
起訴状によると、元専務ら2人と共謀し、スポンサー選定などに関して有利な取り計らいを受けられるよう高橋被告に依頼(請託)し、謝礼として2019年9月~21年1月、9回にわたって計約6900万円を高橋被告側に提供したとされる。
事件を巡っては東京地検特捜部が、全5ルートの計15人を立件した。
角川被告は22年9月に逮捕され、23年4月に保釈。今年6月には、否認した場合に身柄拘束が長引く「人質司法」で精神的、肉体的苦痛を受けたとして、国に2億2千万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。