“106万円の壁”撤廃へ…トレンド入り、ネット「また手取り減」「103万円の壁議論の最中…」
2024年11月08日 10:29
社会
厚労省は“106万円の壁”撤廃とともに、勤務先の従業員数を51人以上とする企業規模の要件もなくす方針。週の労働時間が20時間以上あれば、年収を問わず加入することになる。老後の給付を手厚くする狙いだが、保険料負担が生じる。厚生年金の年収要件は「106万円の壁」と呼ばれ、保険料負担を避けるため働く時間を抑制する要因ともされてきた。
一方、政府、与党は国民民主党の主張を踏まえ、年収が103万円を超えると所得税が発生する「年収の壁」を見直し、非課税枠の引き上げを検討中。これに対し厚生年金の年収要件をなくせば、手取り収入が減ることになり、曲折も予想される。