フェデラーと初対戦の西岡「えげつないポイントがたくさんあった」

2018年08月29日 12:21

テニス

フェデラーと初対戦の西岡「えげつないポイントがたくさんあった」
男子シングルス1回戦 ロジャー・フェデラーに敗れた西岡良仁(AP) Photo By AP
 【全米オープン   西岡良仁 2―6、2―6、4―6 ロジャー・フェデラー ( 2018年8月28日    ニューヨーク ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター )】 西岡良仁(ミキハウス)は第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)に2―6、2―6、4―6でストレート負けを喫した。あこがれの選手との初対戦、センターコートでのプレーも初めての経験だった。「珍しくかなり緊張した」と雰囲気にのまれ、出だしは動きに精彩を欠いた。最終セットはマッチポイントをしのいで初めてブレークに成功するなど必死の抵抗は見せたが、それでも力の差は歴然だった。
 「予想以上に球が速いわけでもなかったし、ラリーもできると思った。サーブも思った以上に返せた」と手応えが残った一方で「えげつないポイント、これは取れないというショットがたくさんあった」とも感じたという。特に西岡が「いかつい」と表現したのがフェデラーのフォアのストレート。西岡得意のバックのクロスを打ち込んでも、あっさりライジングで捉えられ、際どいコースに叩き込まれた。「タイミングが早すぎる。全く待たずに、ライジングでほぼライン上に乗せてくる。あれはどうしようもなかった」と世界最高峰の技術に舌を巻いた。「実力差ははっきりしている。その中でできることはやった」と悔いなくセンターコートで散った。

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