日本体操協会「被害者が暴力を許容しても、協会は許容しない」 パワハラ問題、コーチ処分で見解
2018年08月29日 13:06
体操
宮川は29日午後、都内で会見を行う。
協会が発表した9項目は以下の通り。
1 本会は、平成25年以降、一貫して暴力撲滅に取り組んでおり、指導者による暴力行為には厳しい態度で臨んでおります。
2 倫理規程による処分は、倫理規程に違反する事実が確認できたときに行うものであり、被害者の申立を待って行うものではありません。被害者からの聞き取りも必須ではありません。倫理規程に違反する事実を認定できるかどうかが問題となります。
3 指導者による暴力行為を認定したときは、たとえ被害者が暴力を許容したとしても、協会として許容することはありません。
4 協会として、暴力を行う指導者を協会登録指導者として認めるわけにはいきませんし、指導者として試合に出場させることはできません。
5 練習場や試合場には他の指導者や選手がおり、暴力行為を目撃します。その悪影響を看過することはできません。
6 速見佑斗氏の登録抹消処分は、協会の指導者として不適格と認め、その登録を抹消するという意味です。登録を抹消されても、体操教室を経営し、または、選手を指導することは自由です。引き続き宮川選手の指導を行うことができます。
7 「無期限の登録抹消」は、除名処分とは異なりますので、永久に登録抹消するわけではなく、真摯に反省し、実績を積んだ後で都道府県より申請があれば、再登録が検討されることになります。
8 宮川選手は、従前どおり、ナショナルトレーニングセンター(NTC)で練習することが可能です。速見氏はNTCに入場することが規則によりできませんが、他の練習場所を確保すれば、速見氏の指導を受けることも可能です。
9 処分発効翌日の8月16日に宮川選手のご両親に対し、宮川選手にNTCでの練習と指導者をつけてのサポートを提案しました。お返事をいただき次第、サポートについて協議をさせていただく用意があります。
おすすめテーマ
2018年08月29日のニュース
特集
スポーツのランキング
-
片山晋呉、プロアマ戦でホールインワン!同伴者と「盛り上がったよ」
-
グリズリーズがガードのシモンズを解雇 昨季「2―WAY」契約で26試合に出場
-
NFLの開幕前ランキング発表 1位は昨季王者のイーグルス 最下位はジェッツ
-
バスケ買春4選手は「1年間の公式戦出場権剥奪」 協会が処分発表
-
カド番・栃ノ心が実戦的な稽古再開 充実感も「相撲を忘れているね」
-
日本体操協会「被害者が暴力を許容しても、協会は許容しない」 パワハラ問題、コーチ処分で見解
-
フェデラーと初対戦の西岡「えげつないポイントがたくさんあった」
-
錦織も危惧する東京五輪の酷暑「それが一番怖い」
-
京大出身の山西、銀メダルも「悔しい」 中国選手のスパートに対応できず
-
錦織、ストレート完勝で初戦突破!世界50位マルテラーを寄せ付けず「いいスタートが切れた」
-
酷暑の東京五輪。完走率60%が示すマラソンの過酷さ
-
東京五輪は大丈夫!?「コート上で死ねない」全米テニスで初の酷暑ルール適用
-
杉田 トンネル抜け出せず「お手上げ状態」
-
大坂なおみ 3年連続初戦突破「今は余計なプレッシャーは感じていない」
-
大坂なおみ 3年連続で2回戦へ 全米オープン
-
乾&吉田組、井村リーダーご満悦の銀!このペアで東京五輪参戦
-
高山、海外初の銅メダルもぎとった 日本勢12年ぶり表彰台
-
飯塚、男子200m決勝進出 決勝に向けて余裕「楽だと思う」
-
坂井&寺内組、安定感演技で銅 日本男子シンクロ種目初表彰台
-
橋本きょうだい、ダブル銅 東京五輪、同時出場に向けて個人へ
-
笹岡、首位で決勝進出 会場魅了で「滑りを完璧に優勝したい」
-
「東京五輪」新種目、10秒差の5位 2走川田「新鮮な感じ」
-
宮川、体操パワハラ問題で会見 18歳の発言に注目が集まる
-
元日馬富士、力士会出席 羽織袴の正装で感謝の言葉を掛ける
-
稀勢、稽古再開 場所に向けて「体をつくって相撲取りたい」
-
大相撲力士会、ちびっこ相撲復活要望へ 夏巡業から一時中止
-
小林元顧問の請求、東京地裁が棄却 「偽造したと推認される」
-
奈良、優位を生かせず今季4大会全て初戦敗退 全米OP開幕
-
張本、ユース五輪で絶対金メダルへ意気込む 欧州遠征から帰国
-
遼、体調不良でフジサンケイクラシック欠場 熱中症が回復せず
-
山崎紘菜、白熱ラグビートップリーグPR 19年へ向けて期待
-
森川さん、3日目終了時首位 108ホールチャレンジゴルフ