体操・村上 世界選手権アウト 日本協会救済案認めず

2019年06月09日 05:30

体操

体操・村上 世界選手権アウト 日本協会救済案認めず
村上茉愛 Photo By スポニチ
 日本体操協会は8日、都内で理事会を開き、女子の村上茉愛(22=日体ク)の世界選手権(10月、ドイツ)代表入りの救済案を認めなかった。
 選考基準では代表5人のうち4人をNHK杯上位から決定。残り1人はNHK杯12位以内を条件に全日本種目別選手権(22、23日、群馬)の結果も踏まえて選ぶ。村上は両仙腸関節症でNHK杯を棄権し、基準を満たしていなかった。

 田中光女子強化本部長(46)は村上を選考対象に加え、全日本種目別の結果次第で代表に加える特例を提案したが、塚原光男副会長(71)が「選考方法なんてのは絶対に後付けは駄目。スポーツの基本」と反発。1時間半に及ぶ議論の末、特例は反対多数で否決された

 世界選手権は20年東京五輪の団体出場枠が懸かっている。既に出場を決めている米国、ロシア、中国を除く上位9カ国に入る必要があるが、昨年の世界選手権個人総合銀メダルの村上を欠いて臨むことになった。田中強化本部長は「しっかり戦略を練って権利を獲れるようにしたい」と険しい表情を浮かべた。

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