絵里パッと首位浮上 年下20歳河本に「負けたらあかん」

2019年07月14日 05:30

ゴルフ

絵里パッと首位浮上 年下20歳河本に「負けたらあかん」
18番、パーセーブし声援に応える岡山(撮影・西尾 大助) Photo By スポニチ
 【女子ゴルフツアー ニッポンハム・レディース第3日 ( 2019年7月13日    北海道 桂GC=6602ヤード、パー72 )】 4位から出た岡山絵里(23=ニトリ)が6バーディー、2ボギーの68をマークし、70で回った河本結(20=フリー)と通算11アンダーでトップに浮上した。パットのストロークを修正し、開幕時に最悪だったという状況から脱出。初優勝した昨年5月のリゾートトラスト・レディース以来となる首位で最終日を迎える。1打差の3位には稲見萌寧(19=都築電気)ら4人が並ぶ混戦模様だ。
 2番で1・5メートル、4番で2メートル、6番では6メートル。チャンスをきっちり沈め、6バーディーを奪った。出場選手唯一の3日連続60台と安定したプレーで首位に浮上。岡山は「全体的にいい感じ。パットが開幕の時は最悪だったけど、今は良くなっている」と納得の表情を浮かべた。

 今大会までのパーオン率は3位(72・4401)と屈指のショットメーカー。あとはグリーン上でスコアに結びつけられるか、という状況だった。4月末に愛用するスコッティキャメロン社のパッティングストローク分析を受け、「オーバースイングだった」ことに気づいた。これまではバックスイングが大きいことで軌道がズレていたが、コンパクトに修正してからはインパクトが安定するようになったという。

 精神面での成長もある。海外メジャー第2戦の全米女子オープンに出場。同組で回った米通算5勝のチ・ウンヒのプレーを見て、「よく見るとミスもしていた。60%のゴルフでスコアをつくるんだ」と発見があった。これまでは100%を求め、自分で自分を追い込んでいた。この日、12番でティーショットを右に曲げるミスも「ボギーでOK」と切り替えることができた。

 昨年5月以来の2勝目へ、絶好の位置で最終日を迎える。これまで18試合中、6試合で黄金世代といわれる98年度生まれの選手が優勝を手にしてきた。首位で並んでいるのは黄金世代の河本。96年度生まれの23歳は「年下に負けたらあかん」と闘志を燃やした。

 ◆岡山 絵里(おかやま・えり)1996年(平8)6月4日生まれ、大阪府四條畷市出身の23歳。8歳からゴルフを始め、大商大高卒業後15年にプロテスト合格。ジュニア時代は勝みなみとともに14年の世界アマに出場した。16年からツアーに出場し、18年5月のリゾートトラスト・レディースでは勝みなみとのプレーオフを制して初優勝。趣味は水泳で休みの日に市民プールへ行くことも。自称「めっちゃ人見知り」。1メートル61、64キロ。

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