渡名喜 4戦オール一本V 左膝負傷から5カ月ぶり実戦

2019年07月14日 05:30

柔道

渡名喜 4戦オール一本V 左膝負傷から5カ月ぶり実戦
女子48キロ級で優勝し、金メダルを手に笑顔の渡名喜 Photo By 共同
 【柔道 グランプリ(GP)大会第1日 ( 2019年7月12日    ブタペスト )】 男女計5階級が行われ、女子48キロ級で世界選手権(8月25日~9月1日、日本武道館)代表の渡名喜風南(パーク24)が初戦の2回戦から4試合全て一本勝ちで優勝した。左膝負傷から約5カ月ぶりの実戦だった。昨年の世界選手権決勝で渡名喜の2連覇を阻んだダリア・ビロディド(ウクライナ)は出場しなかった。女子52キロ級は前田千島(三井住友海上)が制した。準決勝で16年リオデジャネイロ五輪女王のマイリンダ・ケルメンディ(コソボ)を延長の末に合わせ技一本で破るなど、5試合を勝ち抜いた。日本男子はこの日は出場しなかった。
 約5カ月ぶりの実戦を優勝で飾っても、渡名喜の喜びは控えめだった。中国選手との準々決勝では裏投げを浴びてあわや一本負けかと肝を冷やす場面があり、準決勝と決勝も技ありを奪われた。オール一本勝ちにも「課題が残る試合だった。試合感覚を忘れていて、甘い部分もあった」と反省の弁が続いた。昨年はビロディドに女王の座を奪われた世界選手権での雪辱へ「今日見えた隙を埋めていき、安定した戦いができるよう頑張りたい」とレベルアップを期した。

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