ジェームズは鬼門の初戦を突破して笑顔 ヒートは主力2選手が負傷退場 第2戦に暗雲

2020年10月01日 14:16

バスケット

ジェームズは鬼門の初戦を突破して笑顔 ヒートは主力2選手が負傷退場 第2戦に暗雲
デービスとハイタッチを交わすレイカーズのジェームズ(AP) Photo By AP
 NBAファイナル通算50試合目となったレイカーズのレブロン・ジェームズ(35)は「ヒートがどれくらいハードにぶつかってきているかを感じる必要性があった。それがわかったからこそ自分たちの力を発揮できた」と序盤で巻き返したことの重要性をアピール。第1Qに2度も13点差を追う展開となりながら、このクオーターを31―28でフィニッシュしたことが勝機を生み出したと感じていた。
 キャバリアーズ時代を含めてファイナルは自身10回目だが、過去9回で初戦で勝ったのは2度目の出場となったヒート時代の2011年(対マーベリクス=92―84)だけ。以来、初戦に限れば7連敗を喫していたが、ようやくそのトンネルを脱出した。

 ジェームズは36分の出場でフィールドゴール(FG)を17本中9本(うち3点シュートは4本中2本)成功させて25得点と13リバウンド、9アシストをマーク。すでにファイナルで歴代最多となってるトリプルダブル(過去11回)は達成できなかったが、鬼門の初戦を突破したことで自身4回目の王座獲得に光明が差し込んできた。

 「負けてもおかしくない状況から勝ったことで多くのことが学べる。あす(1日)、みんなで第1戦のビデオ・チェックをするのが楽しみだね」とジェームズは笑顔。1月に飛行機事故で亡くなった故コービー・ブライアント氏の“月命日”でもあった9月26日に西地区の優勝を決めたレイカーズにとっては手ごたえを感じる初戦となった。

 一方、ヒートはガードのゴラン・ドラギッチ(34)とバム・アデバイヨ(23)が負傷で途中退場。ドラギッチは「足底筋膜の断裂」と診断されており、今プレーオフで平均20・8得点を挙げていた先発ガードは今後の試合への出場が危ぶまれている。また206センチながら「スモール・ラインアップ」の中でセンター役を務めていたバム・アデバイヨ(23)はセルティクスとの東地区決勝で痛めていた左肩を第3Qに再び故障。ジミー・バトラー(31)は33分出場して23得点を挙げているが、こちらも左足首を痛めながらのプレーとあって、2日の第2戦に向けて暗雲が漂っている。

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