広瀬俊朗氏「優しくチームマンで明るく一生懸命」急死の湯原さんをしのぶ

2020年10月01日 19:44

ラグビー

広瀬俊朗氏「優しくチームマンで明るく一生懸命」急死の湯原さんをしのぶ
広瀬俊朗氏 Photo By スポニチ
 ラグビー元日本代表主将で、代表やトップリーグ(TL)の東芝で先月29日に36歳の若さで急逝した湯原祐希さんと長年チームメートだった広瀬俊朗氏(38)が1日、東京都内で取材に応じ、「本人も悔しいだろうし、家族のことを考えると…。家族ぐるみの付き合いもあった。本当に寂しいという気持ちが一番」と現在の思いを吐露した。
 訃報は29日夜にLINEで届いたといい、「(最初は)よく分からなかった」と現実として受け止められなかったという。すぐに関係者に電話を入れ、事実関係を把握。普段から積極的にSNSを利用して情報発信する広瀬氏だが、「1日、どうしたらええんやろう」と気持ちの整理が付かない状態で、死去が公表された昨日は“無言”を貫いた。

 湯原さんとの思い出については、「やっぱり(15年の)W杯の時ですね。2人だけずっとノンメンバーで、悔しいなと言っていた」と振り返った。15年W杯では代表31人中、広瀬氏と湯原さんの2人だけが出場なしに終わった。それでも悔しさを押し殺してメンバーの練習相手となり、歴史的3勝の陰の立役者となったことは語り草となっている。もう一つ挙げたのが東芝時代の09年度、部員の不祥事を乗り越えてTL制覇を果たしたこと。「不祥事があって、翌年はみんなで勝とうと話して、一緒になって頑張って優勝した」と語った。

 「お酒はあまり強くなかったけど、“今日は行きますわ”みたいなノリで頑張るみたいな、そういう優しいやつでした。本当にチームマンで明るくて、一生懸命だった」と故人をしのんだ広瀬氏。長年苦楽を共にした後輩との思い出は、尽きることがなかった。

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