鶴竜が引退会見 白鵬に感謝「高い目標を追いかけたから自分も横綱なれた」

2021年03月25日 14:28

相撲

鶴竜が引退会見 白鵬に感謝「高い目標を追いかけたから自分も横綱なれた」
引退会見した鶴竜(日本相撲協会提供) Photo By 提供写真
 大相撲春場所11日目の24日に現役引退を表明して年寄「鶴竜」を襲名した横綱・鶴竜(35=陸奥部屋)が25日、オンラインで記者会見し、「何かから解放された気持ち。それが率直に今はその気持ち。最後はちょっと残念だけど、やれることは全部やれた」と晴れやかな表情を見せた。
 家族にも相談した上で引退を決意。「何とかして(土俵に)上がりたい気持ちでいたが、気持ちの面が削られ、体が悲鳴上げて、気持ちの方が切れて、中途半端な気持ちで土俵に上がるわけにはいかないので引退を決めた」。ケガからの復帰を目指したが、最後は気力を失ってしまった。

 01年九州場所で初土俵。思い出の一番は幕下時代だ。「これ一つというなら関取になれた一番がうれしい。夢が広がった。まず最初の自分の目標を達成した喜びは特別じゃないかと思う」。17年秋場所、幕下5枚目で5勝目を挙げて十両昇進を決めており、「勝って上がれたこと。番付が5枚目だったので分からない状況ではあったが、精いっぱい自分の相撲を取ろうと思った」と振り返った。

 一人横綱となる白鵬については「横綱上がる前から横綱。高い目標だった。その高い目標を追いかけたから自分も横綱になれたと思う」と感謝しつつ、今後へ「先輩ですから僕がエールは失礼。ここまで優勝して結果残している人ですから、また結果残してくれると期待しています」と話した。

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