聖火リレースタート 橋本会長「涙が出た」丸山桂里奈「福島のアスファルトが感謝を受け取ってくれた」

2021年03月25日 11:05

五輪

聖火リレースタート 橋本会長「涙が出た」丸山桂里奈「福島のアスファルトが感謝を受け取ってくれた」
挨拶する東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長 Photo By 代表撮影
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で1年延期となった東京五輪の聖火リレーが25日、福島・Jヴィレッジ(楢葉・広野町)からスタートした。第1走者となった11年サッカー女子W杯優勝の日本代表「なでしこジャパン」メンバー16人が、聖火をともしたトーチを掲げた岩清水梓(日テレ)を先頭に走行。「トーチキス」で第2走者の地元ランナーに聖火を引き継いだ。
 大会組織委員会の橋本聖子会長は「震災からちょうど10年の節目であり、復興のともしびが121日間、無事で走ってくれたらありがたいなと思いました」とコメント。スタートした時、聖火が(ランタンから聖火皿に)ともった瞬間、ちょっと涙が出ました」と明かした。

 当日、トーチを持つ役割が発表された岩清水は「数多く先輩がいる中で大役を務めさせてもらって、本当に恐縮でしたし、大変光栄でした。10年ぶりにみんなとも再開できて話も盛り上がり、楽しい時間を過ごせた」と笑顔。現役時代、福島第1原発に勤務しながら東京電力のチームでプレーしていたタレント丸山桂里奈は「福島が第二の故郷と思っている。走った時にアスファルトに感謝の気持ちを伝えたら、アスファルトもそれを受け取ってくれて、なでしこの皆さんとも足の裏がつながって、もっと絆ができたと思います」と独特の表現で感想を述べた。一番後方を走ったなでしこジャパン元監督の佐々木則夫氏は「何とか、このともしびを(7月23日に開会式が開かれる)国立まで届けてほしい」と願っていた。

この記事のフォト

おすすめテーマ

2021年03月25日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム