海老沼匡、73キロ級初制覇「勝負魂を持って」 講道学舎の先輩・古賀稔彦さんの精神受け継ぐ

2021年04月04日 19:40

柔道

海老沼匡、73キロ級初制覇「勝負魂を持って」 講道学舎の先輩・古賀稔彦さんの精神受け継ぐ
男子73キロ級では初優勝を果たした海老沼匡 Photo By スポニチ
 【柔道全日本選抜体重別選手権最終日 ( 2021年4月4日    福岡国際センター )】 男子の全7階級が争われ、73キロ級は12年ロンドン、16年リオデジャネイロ五輪66キロ級銅メダリストの海老沼匡(31=パーク24)が、同階級初制覇を果たした。
 31歳のベテランは、準決勝では講道館杯2連覇中の原田健士(ALSOK)を優勢勝ちで退けると、大吉賢(了徳寺大職)との決勝は合わせ技で一本勝ち。階級変更後、3度目の出場で“2階級制覇”を果たし、「優勝を狙った。減量から解放され、柔道にのめり込んで楽しくできている」と喜んだ。

 柔道私塾「講道学舎」出身で、先月24日に53歳で亡くなった古賀稔彦さんの後輩にあたる。今大会が目前に近づく中、通夜にも参列した海老沼は、「古賀先輩からもたくさん学んだ。勝負魂を持って戦えた。たぶん(がんの闘病で)苦しんだと思うので、しっかり休んでもらいたいです」と話すと、はばかることなく涙した。

 60キロ級では古賀さんの次男・玄暉(旭化成)が初優勝。控えで優勝インタビューを聞いていたという海老沼は「凄いですよね。つらい思いをして、本当に苦しかったと思うが、強い精神力で優勝した。こっちが熱くなった」と亡き先輩の“忘れ形見”を称えた。

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