高木 2差3位浮上、崖っ縁の黄金世代 同組小祝尻目にパット決まり69

2021年04月04日 05:30

ゴルフ

高木 2差3位浮上、崖っ縁の黄金世代 同組小祝尻目にパット決まり69
2番、ティーショットを放つ高木(撮影・沢田 明徳) Photo By スポニチ
 【女子ゴルフツアー ヤマハ・レディース葛城第3日 ( 2021年4月3日    静岡県 葛城GC山名C=6564ヤード、パー72 )】 首位に5打差の7位から出た“黄金世代”高木優奈(22=グランフィールズCC)が69の好スコアをマークし、首位に2打差の通算7アンダー、3位に浮上。世代10人目のツアー優勝へ好機を迎えた。“新世紀世代”山下美夢有(19=加賀電子)が72とスコアをまとめ、通算9アンダーで初日からの首位を死守。70で回った高橋彩華(22=東芝)が首位タイに浮上した。
 賞金女王レースの首位を走る小祝に注目が集まったムービング・サタデー。ひょっこりV争いに顔を出したのは、小祝と同じ組にいたもう一人の“黄金世代”高木だった。

 「自分的には満足のいくゴルフ。とにかくパッティングがいいかなと思います」

 5番で15ヤードのチップインイーグルを奪って気を良くすると、伸び悩む小祝とは対照的に8、10、15番で3メートルのバーディーパットを沈めるなど、一時は首位に並ぶ奮闘を見せた。

 19年の3パット率は9・2593。10・8ホールに1度は3パット以上のミスを犯していた。このグリーン上の課題を克服するため2年前からパット専門コーチの橋本真和氏の下で計測器でデータを取りながら修練。今季の3パット率は5・7407。17・4ホールに1度までミスを減らすことに成功した。

 プロテストは3度全て不合格。初挑戦だった17年に練習ラウンドを共にした親友の小祝は、別世界の人となった。日本女子プロゴルフ協会の制度変更により今季中に優勝、シード獲得、プロテスト合格のいずれかをクリアしなければ来季は出場資格を失い、ツアープロを名乗れなくなる。「優勝するために頑張ってきたので」。プロとしての存在意義を懸けた最終日となる。

 ◆高木 優奈(たかぎ・ゆうな)1998年(平10)5月13日生まれ、神奈川県小田原市出身の22歳。幼少期は器械体操の選手。左手首を痛め、11歳の時にゴルフに転向。神奈川・相洋高時代は15年全国高校選手権春季大会16位が最高。プロツアーは20年NEC軽井沢72の10位が最高。目標はイ・ボミ。QTランキング43位。増枠ランキング5位。1メートル56、55キロ。血液型A。コーチは三觜喜一。

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