NTTドコモ 「ボンジテッテイ」で97点差大敗のリベンジへ きょう神鋼戦

2021年04月10日 05:30

ラグビー

NTTドコモ 「ボンジテッテイ」で97点差大敗のリベンジへ きょう神鋼戦
NTTドコモのプロップ岡部瞬は昨年大敗のリベンジに燃えている Photo By スポニチ
 ラグビー・トップリーグ、NTTドコモのプロップ岡部瞬(28)が、「凡事徹底」で悪夢払拭に挑む。10日の1次リーグ最終節で、神戸製鋼と花園ラグビー場で対戦する。
 昨季、リーグ史上最大得点差となる0―97で大敗した相手との再戦になる。岡部は昨年もスタメンで出場し、屈辱の時間をピッチで過ごした。スクラムもいいようにやられた。今年は違うと、目を血走らせた。

 「去年と今年ではコーチが新しくなり、選手も違う。チャレンジャーとして、ただ倒しに行く。先制パンチを浴びせたい」

 オフロードパスとショートパスを駆使する神鋼の波状攻撃を止めるためには、「基本的なところを激しく」と語る。「役割を徹底してやる」とも口にする。すなわち、「凡事徹底」だ。

 平凡で当たり前のことを突き詰めてやるという意味の言葉は、シーズン前の昨秋から掲げるスローガンの一つである。英訳せず、日本語のままでも外国選手に浸透している。ロックのローレンス・エラスマス主将(27=南アフリカ)が、練習中や試合中に「ボンジテッテイ」と注意喚起をするほどだ。

 昨年の悔しさを知るのは、岡部だけではない。今節の先発だけでも、フランカー佐藤大朗(30)、No・8杉下暢(28)、CTBパエア・ミフィポセチ(33)、WTB小林正旗(28)が、史上最大得点差の敗戦を味わった。

 再建の名人として世界的に知られるヨハン・アッカーマンヘッドコーチ(50=南アフリカ)が就任し、チームは新しく生まれ変わった。密集の激しさが増し、ボールもより動くようになった。流れの中でのモール攻撃や、セットプレーからのスペシャルプレーなど、バリエーション豊かな攻撃を見せてきた。

 ここまで4勝2敗でホワイトカンファレンス3位。負けた2戦も内容ある敗戦だった。昨年との違いは誰の目にも明らか。同2位の神鋼は今季6勝1分け、日本一になった18年度から3シーズン22戦負けなしだ。無敗行進を止める―。チームにはそんな気迫があふれている。 

おすすめテーマ

2021年04月10日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム
`; idoc.open(); idoc.write(innerHTML); idoc.close(); });