ウィザーズが8連勝中の76ersを撃破 約1カ月ぶりの連勝 八村は14得点

2022年12月28日 11:54

バスケット

ウィザーズが8連勝中の76ersを撃破 約1カ月ぶりの連勝 八村は14得点
ミルトンをかわしてゴール下でシュートに持ち込む八村(AP) Photo By AP
 ウィザーズは27日、地元ワシントンDCで東地区全体5位で8連勝中だった76ersを116―111(前半67―56)で下して14勝21敗。第3Q序盤で16点をリードしながら、第4Q残り2分59秒に1点差まで迫られたが、その後の接戦をものにしてこのカードは今季2勝1敗となった。連勝は11月18日と20日(ヒート、ホーネッツ)以来。12月は13戦で3勝目となった。
 クリスタプス・ポルジンギス(27)がチーム最多の24得点と10リバウンド、カイル・クーズマ(27)も14得点と8リバウンドをマーク。ブラドリー・ビール(29)は19得点を稼いだものの、第4Qの7分43秒、76ersのジョエル・エンビード(28)と接触した際に脚を痛めてロッカールームに退いた。

 八村塁(24)は21分のプレータイムでフィールドゴール(FG)を10本中5本(3点シュートは3本すべて失敗)、フリースローは4本すべて成功させて14得点と1リバウンドをマーク。このカードでは今季3試合すべてで2ケタ得点(10→10→14)を記録し、足首の故障で16試合連続で欠場している間のチーム成績は3勝13敗だったが、復帰後の3戦では2勝1敗となっている。

 八村は第1Q8分25秒からコートに登場。このクオーターでの得点はフリースローによる2得点のみだったが、第2Qに入るとペイント内でフェードアウェーからのジャンプシュートを成功。そのあとデロン・ライト(30)がカットしたボールをバックコートからフロントコートまで1人で運んで〝ワンマン速攻〟でランニングシュートを決めた。

 さらに右サイドからジェームズ・ハーデン(33)との1対1を制してゴール下でシュートをねじこむと、ビールが外したジャンプシュートをゴール下でティップ。復帰2戦目となった23日のキングス戦では出場してから10分5秒で得点を2ケタに乗せたが、この日は9分28秒で10得点目を記録した。

 第4Qでは開始21秒でフリースローを2本決めたものの、ハーデンに対して2度の反則を犯し、フリースロー3本と3点プレーを献上して25秒間で6点を失った。このあと正面からジャンプシュートを決めたが、4分37秒にベンチへに下がり、以降の出番はなかった。

 八村は今季19試合に出場。1試合平均では11・9得点で昨季(11・3)を上回っているが、44・7%だった3点シュートの成功率は32・6%と伸び悩んでいる。

 76ersの連勝は8で止まって20勝13敗。ホームでは14勝5敗だが、ロードでは6勝8敗となった。

 昨季の得点王(30・6)で今季も1位(33・1)のジョエル・エンビード(28)はフリースローを14本中13本成功させて48得点と9リバウンド。40得点以上は今季6回目(うち2回は53得点と59得点)となったが、大詰めではシュート体勢に入りながらウィザーズのデニ・アブディヤ(21)にボールをはたかれるなどターンオーバーを2度犯して勝機を逃した。

 ハーデンは26得点と7リバウンド、13アシスト。トバイアス・ハリス(30)は15得点をマークしたが、チームの3点シュート成功は31本中6本で、成功率は19・4%(今季はウィザーズは33・3%)と低調だった。

 <八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場3分35秒=2得点)
*10分7秒・フリースロー2本=○○
(1)10分22秒・右サイドからのドライブでゴール下。ハウスJRにブロックされる=×
 ▼第2Q(出場8分9秒=8得点)
(2)19秒・ペイント内でフェードアウェーからのジャンプシュート=○
(3)1分33秒・ライトのスティールから1人でボールを運んで右手でレイアップ=○

(4)3分16秒・右サイドでハーデンとの1対1を制してゴール下=○
(5)4分7秒・左エルボー付近でプルアップからジャンプシュート=×
(6)5分53秒・ビールが外したジャンプシュートをフォローしてゴール下=○
 ▼第3Q(出場5分2秒=無得点)
(7)9分32秒・正面やや左から3点シュート=×
(8)11分55秒・左サイドから3点シュート=×
 ▼第4Q(出場4分37秒=4得点)
*21秒・フリースロー2本=○○
(9)2分24秒・正面でプルアップからジャンプシュート=○
(10)3分2秒・正面やや右から3点シュート=×

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