【高校ラグビー】倉敷が悲願の花園初勝利 ロスタイムに途中出場・高比良が劇的トライ

2022年12月28日 12:47

ラグビー

【高校ラグビー】倉敷が悲願の花園初勝利 ロスタイムに途中出場・高比良が劇的トライ
<j城東・倉敷>  前半 パスを出す倉敷・西浜(中央)   (撮影・成瀬 徹) Photo By スポニチ
 【全国高校ラグビー大会1回戦   倉敷26―24城東 ( 2022年12月28日    花園ラグビー場 )】 2大会連続2度目の出場の倉敷(岡山)がFW、バックスが一体となったスピード感あふれるラグビーで、後半ロスタイムに大会16回出場の城東(徳島)を下し、創部4年目で悲願の花園初勝利を果たした。
 前半を19―12でリードした倉敷だが、後半に城東の反撃を許し、後半11分に19―24と逆転を許した。それでも「前に出る」と最後まで諦めることはなかった。最後のチャンスを逃さなかった。ロスタイムとなった後半31分にCTB鈴木寛大(3年)が自陣G前ラックからの展開で、左ラインを突破すると、途中出場のWTB高比良洸太(3年)が飛び込み土壇場で同点。FB南虹平(3年)がキックを決め、そのままノーサイド。26―24で勝利した。

 NO・8丸尾瞬(3年)が前に出るラグビーを引っ張った。立ち上がりから積極的に仕掛け、相手に圧力をかける。前半2分にG前ラックから左に展開し、WTB藤井汰智(3年)が先制トライ。前半13分にはG前5メートルでのペナルティーから丸尾が自ら持ち込みトライを決めた。愛称はジャイアン。昨年は2年生で主将を務め、花園初出場を果たしたが、今回は土屋舞央主将(3年)をサポートしながら、勝利のために突き進む。その決意で花園に臨んだ。

 チームを率いる梅本勝監督は江の川で10回、尾道で13回、監督として花園を経験。通算で25回目の大舞台。「受け身にならず、前に出るラグビーをしていくだけ」の信念を選手たちも貫いた。悲願の勝利に、名将の目も光っていた。

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