仙台育英は痛恨の逆転負けで初戦敗退 山内主将の不在響く

2022年12月28日 14:49

ラグビー

仙台育英は痛恨の逆転負けで初戦敗退 山内主将の不在響く
<全国高校ラグビー 仙台育英・東海大静岡翔洋>後半、試合終了間際、モールから跳び込み勝ち越しトライを挙げる東海大静岡翔洋・田村(中央)(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【全国高校ラグビー大会1回戦   仙台育英17―24東海大静岡翔洋 ( 2022年12月28日    大阪・花園ラグビー場 )】 27大会連続29回目の出場となった仙台育英(宮城)は、東海大静岡翔洋(静岡)に17―24で逆転負けを喫し、初戦で姿を消した。
 頼れる主将の不在が、結果的に響いた。フッカー山内青空主将(3年)が大会前最後の練習試合で膝を故障。ニールソン武蓮傳監督が「リーダーシップがあり冷静」という支柱を欠いたチームは、序盤から拙攻があだとなり0―10とリードを許し、焦りが生まれた。

 それでも後半は本来のアタック力を発揮し、3連続トライをたたみ掛けて一時逆転。そのまま逃げ切るかに思われたが、終盤にも落とし穴が待っていた。後半26分、トライとゴールを決められて17―17と同点とされると、リスタート後にも防戦一方となり、自陣で痛恨の反則。ゴール前ラインアウトからのパワープレーで逆転を許した。

 ニールソン監督は「苦しい時間帯に踏ん張りきれなかった。前半に(トライの)チャンスが2、3度あったが、無理(なプレー)をして生かせなかった」と敗戦の弁。夏の甲子園では野球部が東北勢初の全国優勝。後半には華麗なステップでトライを演出したFB坂本琥珀(3年)は「(野球部に)続きたかった。でもやれることはやったので悔いはない」と涙をこらえて話した。

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