渋野日向子　今季初60台&イーグル&ボギーなしで急上昇　安定感抜群!9アンダー20位

2023年02月26日 04:00

ゴルフ

渋野日向子　今季初60台&イーグル&ボギーなしで急上昇　安定感抜群!9アンダー20位 — 第3ラウンド、1番でイーグルパットを決める渋野日向子 Photo By 共同

【米女子ゴルフツアー　ホンダLPGA第3日（ 2023年2月25日タイ　サイアムCC＝6576ヤード、パー72 ）】 50位から出た渋野日向子（24＝サントリー）が1イーグル、4バーディー、ボギーなしの66と伸ばし、通算9アンダーの20位に急浮上した。8位から71で回った笹生優花（21＝フリー）が通算10アンダーで日本勢最上位の15位。64をマークしたナッタクリッタ・ウォンタウェーラプ（20＝タイ）が通算20アンダーまで伸ばし、単独首位を維持した。

　リーダーボードの「Shibuno」の名前が、ぐんぐんと上がっていった。60台も、イーグルも、ボギーなしも今季初。ムービングデーに渋野が66とスコアを伸ばした。

　「ショットはあまり良くなかったけれど、パッティングに助けられてこのスコア。うれしい半面、ちょっと悔しいというのも…」

　2つのパー5のロングパットで流れを変えた。前半18番で15メートルのパーパット、続く1番では10メートルのイーグルパットをねじ込んだ。「ラッキーだった。あそこ（18番）があったからこそのイーグル」。パット数は25とグリーン上がさえた。

　ショット面でもフェアウエーを外したのは1ホールだけだった。それでも「試行錯誤中。フェアウエーキープできても、ちょっとなっていうショットも多かった」。手放しに喜べないのは、スイング改造への覚悟の表れだ。

　スイングだけでなく、それを支えるフィジカル面も新たな挑戦をしている。「トレーニングも変わった」。下半身を中心に、新たに内転筋を鍛えるメニューで地面反力を使えるよう取り組んできた。

　今季初戦も残り18ホール。最終日は笹生優花、馬場咲希との日本勢3人での組み合わせだ。「納得のいくショットを打って、いいスコアを出せるように頑張りたい」。まずは自分と向き合う。それが結果につながる。