羽生結弦さんから贈り物「GIFT」 史上初東京ドームで舞う 新たな物語はここから

2023年02月26日 04:30

フィギュアスケート

羽生結弦さんから贈り物「GIFT」 史上初東京ドームで舞う 新たな物語はここから
羽生結弦さん(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 フィギュアスケート男子でプロ転向した羽生結弦さん(28)がきょう26日、スケーターとして史上初となる東京ドームでの単独公演「GIFT」を開催する。チケットは既に全席完売で、国内だけでなく世界中に映像が配信される。自身が言葉を紡ぎ、制作総指揮を務めたこだわりの物語を舞い、見る人に“贈り物”を届ける。
 新たな物語は東京ドームという巨大な舞台から始まる。羽生さんの23年最初のショーは、フィギュア界として異例の挑戦。「普通のアイスショーとは違って、物語が主体としてあり、その中に僕のプログラムたちがいろんな意味を持ってそこに存在しているという、絵本のような物語を鑑賞しに来ているような、そんな感覚で見ていただけるスケートになっていると思う」。公演は約2時間半。自らが制作総指揮を担う舞台に願いを込める。

 前回の「プロローグ」でのプロジェクションマッピングのタッグが好評を博したMIKIKO氏が演出を担当。さらに「FNS歌謡祭」などで音楽監督を務める武部聡志氏が音楽部門を仕切る。豪華な布陣が彩りを加える。

 チケットは全券種完売。国内だけでなく香港、韓国、台湾での映画館で上映される予定で、世界中に生中継される。「自分の理想のプロとしての形、ショーをこれからも続けていけたら」。2・26は新たな伝説を刻む日となる。

 ≪世界的にも異例の単独公演≫3万7000人収容とされるさいたまスーパーアリーナや、1万7000人の横浜アリーナなどでのアイスショー公演は開催実績があるが、5万5000人収容の東京ドームでの単独公演は世界的に見ても異例。東京ドームでのプロ野球以外のスポーツイベントとしてはアメリカンフットボールやプロレスなどのほか、1988年にプロボクシング統一世界ヘビー級タイトルマッチのマイク・タイソンVSトニー・タッブス戦の開催が有名。また、01年から08年までスノーボードの祭典「エクストレイルジャム」も開催されていた。

 ≪「CLAMP」コラボ今日一部公開予定≫羽生さんが「GIFT」のために紡いだ物語は絵本になることも決まっている。国内外で人気の女性漫画家集団「CLAMP(クランプ)」に羽生さんからオファーし、コラボレーションが実現。現段階で一切の画像が明らかにされておらず公演当日の特別新聞でイラストの一部が公開される予定という。羽生さんは「東京ドームでの公演の世界とはまた違う世界観を感じていただけるような作品です」とコメントしている。

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