フランスが連覇に望みの2勝目 14人対14人の戦いで対スコットランド100戦目を制す

2023年02月27日 02:01

ラグビー

 【ラグビー欧州6カ国対抗シックス・ネーションズ第3節 ( 2023年2月26日    フランス・サンドニ )】 世界ランキング2位のフランスがホームで同5位スコットランドを32―21(前半22―7)で破り、2勝目(1敗)を挙げて2連覇に望みをつないだ。スコットランドは今大会初黒星で2勝1敗となった。通算100回目の対決となった両チームの対戦成績はフランスの58勝39敗3分け。第4節はフランスが3月11日に2勝1敗のイングランドと、スコットランドは同12日に3連勝の首位アイルランドと対戦する。
 優勝争いを左右する一戦は荒れ模様で始まった。前半5分、フランスが連続攻撃からSOヌタマックのトライで7―0と先制した直後、スコットランドはロックのギルクリストが相手顔面へのショルダータックルで一発退場。数的優位のフランスは同8分、敵陣でのターンオーバーから展開して今季代表デビューのWTBデュモルティエが左隅へトライを決めた(12―0)。一方でフランスも11分にプロップのアウアがヘッドバットで一発レッド。早くも14人対14人の戦いとなった。

 スコットランドのペースになりかけた前半19分、フランスはFBラモスが自陣でのパスインターセプトから約60メートルの独走トライを決めて19―0とリードを広げた。スコットランドも24分、左ゴール前ラインアウトからの攻めでCTBジョーンズがポスト右へトライを返し19―7としたが、フランスは36分にラモスがPGを決め、22―7と15点差をつけて折り返した。

 スコットランドは後半7分、ラインアウト起点のアタックからジョーンズがゴール前へ迫り、最後もジョーンズがタックルを受けながら左中間へねじ込むトライで22―14と8点差に。フランスは同18分にラモスのPGで25―14としたが、スコットランドは相手ゴール前スクラムのチャンスでFW第1列を総入れ替えしてプレッシャーをかけ、28分にSOラッセルが左中間を陥れて25―21と4点差に迫った。だが、フランスは相手ラインアウトをスチールして敵陣でプレーを続け、試合終了間際のCTBフィクーのトライでボーナスポイント付きの勝利を収めた。プレーヤー・オブ・ザ・マッチにはフィクーが選ばれた。

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