【ラグビーリーグワン】埼玉が開幕9連勝　後半5トライで神戸を圧倒

2023年02月26日 16:29

ラグビー

【ラグビーリーグワン第9節埼玉48―10神戸（ 2023年2月26日兵庫・神戸総合運動公園ユニバー記念競技場）】昨季王者の埼玉は敵地で神戸を48―10で破り、開幕9連勝で総勝ち点を40として首位を守った。敗れた神戸は5敗目（4勝）で、黒星が先行した。

　埼玉は前半18分、敵陣へ攻め込むと左へ小刻みにパスをつなぎ、この日は左ウイングで先発した野口竜司が先制トライ。同24分には相手のインゴールドロップアウト直後にFB山沢拓也がドロップゴール（DG）を決め、3点を追加した。

　神戸相手には公式戦で03年12月の敗戦以降負けなしと対戦成績で圧倒する埼玉だが、相手の近場を執拗に突く攻撃に手を焼き、その後は一進一退に攻防が続いた。前半27分には1トライ1ゴールを許し、10―7とわずか3点リードで前半を終えた。

　後半にはPGで一時10―10の同点とされたが、その後の戦いぶりが王者の真骨頂だった。同7分、“ラスボス”ことフッカー堀江翔太らフレッシュなリザーブメンバー4人を相次いで投入。9分に山沢拓のPGで再び勝ち越すと、同17分にはラインアウトモールから堀江がリードを広げるトライ。4分後には先発SO松田力也に代わって10番の位置に入った山沢拓のラインブレークから野口へとつなぎ、リードを17点に広げた。

　試合の大勢が決した後も、途中出場のSH小山大輝、堀江、CTBディラン・ライリーにトライが生まれ、終わってみれば48―10の圧勝。トップリーグ最終年を含むリーグ3連覇へ、後半戦も絶好のスタートを決めた。