五十嵐カノアがパリ五輪出場権獲得 2大会連続 サーフィンワールドゲームズ

2023年06月08日 00:50

サーフィン

五十嵐カノアがパリ五輪出場権獲得 2大会連続 サーフィンワールドゲームズ
五十嵐カノア Photo By スポニチ
 【サーフィンワールドゲームズ最終日 ( 2023年6月7日    エルサルバドル・ラボカナ )】 24年パリ五輪予選を兼ねて行われ、東京五輪銀メダルの五十嵐カノア(25=木下グループ)のアジア1位が確定し、来年2月開幕予定の次回ワールドゲームズ(WG)出場を条件にパリ五輪代表に内定した。サーフィン日本代表では、女子の松田詩野(20)に次ぐ2人目で、男子では初。
 今大会は大陸別(南北米大陸を除く)1位となった選手に、条件付きでパリ五輪出場権が与えられる。五十嵐とWG初出場の稲葉玲王(26)以外のアジア勢は第7日までに敗退していたが、最終日の最初に行われた敗者復活11回戦で稲葉が4位に終わり敗退が決定。五十嵐のアジア1位が確定した。

 日本人の両親を持ち、米カリフォルニア州ハンティントンビーチで生まれ育った五十嵐は、東京五輪で銀メダルを獲得。プロ最高峰のチャンピンシップツアー(CT)にも日本人で唯一参戦し、昨年は自己最高の年間5位に躍進。さらに直後に開催された前回WGでは、アジア人として初優勝を飾るなど、押しも押されもせぬ日本のエースライダーとして活躍している。

 五十嵐は今季のCT年間順位で10位以内に入れば、優先順位の最も高い選考方法でパリ五輪出場権を獲得できる。その場合、大陸別1位での出場枠が2位の稲葉に繰り下がるため、2人同時の五輪出場にも期待が高まる。

 自身の準決勝を迎える前にパリ五輪出場権獲得が決まった五十嵐は、大会公式サイトのインタビューに応じ、日本語で「今回もまた五輪の枠をゲットできてうれしい。これからも金メダルに近づくために1日1日頑張るので、応援よろしくお願いします」と笑顔で語った。

 ▽サーフィンのパリ五輪出場選手選考方法
 男女ともに出場枠は24人。1カ国あたり男女各2人が上限だが、22年と24年のWG団体優勝国には追加で1枠与えられる。日本男子は22年WGで団体優勝したため、最大3人が出場できる。

 出場選手の決定方法は以下優先順位で決まる。
 (1)23年のチャンピオンシップツアーの上位選手(男子10人、女子8人)
 (2)23年WGの大陸別(アフリカ、アジア、欧州、オセアニア)男女各1位
 (3)23年パンアメリカンゲームズの男女各1位
 (4)24年WGの男子上位5人、女子上位7人
 (5)24年WGの男女各団体優勝国に1人
 (6)22年WGの男女各団体優勝国に1人
 (7)開催国枠男女各1人
 (8)ユニバーサリティ枠男女各1人

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