【東日本学生相撲選手権】Aクラス団体戦は日大が8年ぶり38度目V 3連覇中の日体大を準決勝で撃破

2023年06月11日 20:20

相撲

【東日本学生相撲選手権】Aクラス団体戦は日大が8年ぶり38度目V 3連覇中の日体大を準決勝で撃破
Aクラス団体優勝の日大(前列左から)山本剛瑠、草野直哉、花岡真生、(後列左から)川渕一意、川上竜昌、成田力道、白川大陽(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 第102回東日本学生相撲選手権大会が11日、東京・両国国技館で24校が参加して行われた。コロナ禍などの影響もあり、20年は埼玉県立武道館で、一昨年と昨年は東京・靖国神社相撲場で2日間開催で行われていたが、今年は1日のみの開催。4年ぶりに相撲の聖地・国技館で行われた。また、学生相撲名物である各大学の応援部による声援も4年ぶりに復活した。
 Aクラス団体戦は、日大が8年ぶり38度目の優勝を果たした。団体予選を3勝12点の3位通過で決勝トーナメント進出。準々決勝では中大に1―2の後がない状況に追い込まれる場面もあったが、副将の川渕一意(4年)が「自分が勝たないことには話にならないので焦りはなかった」と振り返るように落ち着いた相撲で窮地を脱した。

 準決勝は、直近3連覇中の日体大と対戦。今年既に個人戦で全国タイトルを獲得している先鋒・草野直哉(4年)、中堅・花岡真生(3年)、副将・川渕一意の3人が力の違いを示す完勝で決勝進出を決めた。

 決勝は、昨年準優勝の東洋大を相手に草野、花岡、川渕の3人がここでも強さを発揮した。草野が右差し左上手から体を開いての上手出し投げ、花岡が得意の豪快な右上手投げ、川渕が199キロの巨体を生かして押し込んでからのはたき込みで勝負あり。優勝が決まった後も、大将の川上竜昌(3年)が1メートル93、154キロの大きな三上大輝(3年)を力強くつり出して4―1で締めくくった。
 日大の優勝は、木崎信志(現十両・美ノ海)やトゥルボルド(現幕内・水戸龍)らを擁した15年以来。16年~22年の間に全国学生選手権では3度優勝しているが、東日本では8年ぶりの優勝となった。個人戦も制して2冠となった川渕一意は「目指してきたところだったので、自分たちで成し遂げられたのはうれしい」と喜びを口にした。

 日大の今季の優勝は、5月の全国選抜大学社会人対抗九州大会と全国大学実業団対抗和歌山大会に続いて3度目。5人制では今季初めての優勝となった。

 ▽Bクラス団体戦 準決勝
専大 3―2 駒大
早大 4―1 明大

 ▽決勝
早大 4―1 専大

 ▽Aクラス団体戦 準々決勝
日体大 5―0 国士舘大
日大 3―2 中大
東洋大 5―0 法大
東農大 3―2 拓大

 ▽準決勝
日大 3―2 日体大
 外尾祐樹 はたき込み 草野直哉○
○クリストファー 寄り切り 山本剛瑠 
 田中裕隆 突き落とし 花岡真生○
 岡田晃周 押し出し 川渕一意○
○ブフチョローン やぐら投げ 川上竜昌 

東洋大 3―2 東農大
○白神嶺治 寄り切り 木下優希
 ミャンガンバヤル 寄り切り 猿川天嵐○
○亀井颯人 引き落とし 新保義也 
○オトゴンバト 寄り切り 後藤大翔 
 三上大輝 寄り切り 松澤魁人○

 ▽決勝
日大 4―1 東洋大
○草野直哉 上手出し投げ 白神嶺治 
 山本剛瑠 押し出し ミャンガンバヤル○
○花岡真生 上手投げ 亀井颯人 
○川渕一意 はたき込み オトゴンバト 
○川上竜昌 つり出し 三上大輝 

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