やり投げ北口榛花 相性抜群のパリでV 五輪金もいけるぞDL3勝目

2023年06月11日 05:30

陸上

やり投げ北口榛花 相性抜群のパリでV 五輪金もいけるぞDL3勝目
女子やり投げで優勝した北口(AP) Photo By AP
 陸上の世界最高峰シリーズ、ダイヤモンドリーグ(DL)第4戦は9日、パリで行われ、女子やり投げでは、昨年の世界選手権銅メダルの北口榛花(25=JAL)が65メートル09で優勝した。2位に沈んだ日本選手権からわずか1週間で立て直し、DL通算3勝目を挙げ、8月の世界選手権(ハンガリー・ブダペスト)、来夏のパリ五輪へ弾みをつけた。男子3000メートル障害では東京五輪7位の三浦龍司(21=順大)が日本新記録の8分9秒91で2位に入った。
 やりをリリースした瞬間、手応えを感じた。3投目、北口は65メートル09をマーク。今季世界2位のビッグスローに、喜びを爆発させた。「一戦一戦いい結果を残すことがファイナルへの道だと思う」と満足感を充満させた。

 大号泣のち笑顔だ。2日の日本選手権では60メートルにも届かず、2位。助走のスピードをやりに乗せられずに苦しんだが、速さよりもリズムを重視し立て直した。

 昨年はパリで日本人として初めてDLを制覇した。来夏にはパリ五輪も待つ。「分からないけど、今のところはパリとの相性が良いと思う」と上機嫌。8月の世界選手権に向けても期待が高まるが「たまたま(の記録)じゃないようにしたい。まだちょっと心配しておいてください。みんな心配しなくなっちゃうのも嫌なので」。“北口節”で今後を見据えた。

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