×

新十両・輝鵬が大の里との元学生横綱対決制した!「幕内の満員御礼の中でやりたい」ライバル物語の幕開け

2023年07月15日 16:54

相撲

新十両・輝鵬が大の里との元学生横綱対決制した!「幕内の満員御礼の中でやりたい」ライバル物語の幕開け
<大相撲名古屋場所7日目>激しくぶつかる大の里(右)と輝鵬(撮影・椎名 航) Photo By スポニチ
 【大相撲名古屋場所7日目 ( 2023年7月15日    愛知・ドルフィンズアリーナ )】 新十両・川副改め輝鵬(24=宮城野部屋)が幕下・大の里(23=二所ノ関部屋)を下して4勝目を挙げた。
 日大出身の輝鵬は21年の学生横綱で、日体大出身の大の里は19年の学生横綱で21、22年のアマチュア横綱。高校時代から何度も対戦している「川副圭太―中村泰輝」の注目のプロ初対決は新十両が制した。

 輝鵬が立ち合い鋭く当たって右をわずかにのぞかせると、左おっつけで攻め込まれた土俵際で右へ回り込んではたき込んだ。際どい勝負に物言いがついたが、軍配通り輝鵬の勝ち。右足一本で残し、左足を土俵外に着かないように大きく開いて体の柔らかさも生かした。「残った感覚はあった。最後は苦し紛れですけど、諦めずよかったかな」。

 立ち合い鋭く踏み込んだ分、土俵際も残れた。師匠の宮城野親方(元横綱・白鵬)から「思い切りぶちかましてこい」とアドバイスされたとおりの思い切った立ち合いが奏功。それでも「想像以上の圧力でした。攻め込まれているのは反省点」と土俵際の逆転勝ちに慢心はしていなかった。

 これまで高校時代に3度、大学時代に3度の計6度対戦して勝ったのは1度だけ。16年の国体個人戦2回戦で鮮やかな下手ひねりを決めて以来、7年ぶりの勝利だった。対戦は21年11月の全国学生選手権の団体戦準決勝で敗れて以来。取組が決まった前日の夜から「ワクワクしていた。ついに来たかー!みたいな」と待ち望んでいた。これから何度も対戦することになる“黄金カード”の第1戦を白星で飾り、将来的には「幕内の土俵で、満員御礼の中でやりたい」と先を見据えた。

おすすめテーマ

スポーツの2023年07月15日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム