伯桜鵬“最速新入幕対決”で遠藤に勝利「まさかこういう日が来るとは」小6で胸を借りて以来の再戦に感慨

2023年07月15日 20:12

相撲

伯桜鵬“最速新入幕対決”で遠藤に勝利「まさかこういう日が来るとは」小6で胸を借りて以来の再戦に感慨
<大相撲名古屋場所7日目>遠藤(左)を寄り切りで破る伯桜鵬(撮影・椎名 航) Photo By スポニチ
 【大相撲名古屋場所7日目 ( 2023年7月15日    愛知・ドルフィンズアリーナ )】 所要3場所で新入幕という昭和以降1位タイのスピード記録を持つ2人が初めて対戦し、今場所の新入幕・伯桜鵬(19=宮城野部屋)が遠藤(32=追手風部屋)を破って5勝目を挙げた。
 立ち合いすぐに左差し右上手の体勢をつくると、相手に右上手を引かれた瞬間、一気に前に出て速攻の寄り切り。四つに組んでからうまさのある相手に対し、技術を発揮させる前に先に攻めて完勝した。

 伯桜鵬にとって、遠藤は憧れの存在だった。小学校6年生だった15年10月、地元の鳥取県倉吉市で行われた巡業の「ちびっこ相撲」に参加し、当時25歳で既に幕内力士として絶大な人気を誇っていた遠藤の胸を借りたことがあった。「盛り上げるために長い時間押させてくれた」と8年前の貴重な体験は鮮明に覚えている。「まさかこういう日が来るとは思わなかった。今同じ土俵で取れていることが何よりうれしい」。同じ幕内の土俵で、しかも同じ新入幕の最速記録を樹立して初対戦を迎えた。

 「6年生の時の感謝の気持ちを持って勝負しにいきました」。場所前に「土俵の上では憧れを捨てて勝ちにいく」と話していたとおり、感慨深い思いに浸りながらも土俵上では勝負に徹した。師匠の宮城野親方(元横綱・白鵬)を破ったことがある力士との対戦は、春場所の逸ノ城戦、今場所3日目の宝富士に続いて3度目。場所前には「師匠が現役時代に対戦していた方と相撲を取れることがうれしい」と話しており、師匠に勝ったことがある力士から3度目にして初めての白星をつかみ取った。

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