甲山親方の長男・若碇が三段目でストレート勝ち越し「強い人に勝つと自信に」場所前は出稽古充実

2023年07月15日 13:21

相撲

甲山親方の長男・若碇が三段目でストレート勝ち越し「強い人に勝つと自信に」場所前は出稽古充実
<大相撲名古屋場所7日目>長村(右)を送り出しで破る若碇 Photo By スポニチ
 【大相撲名古屋場所7日目 ( 2023年7月15日    愛知・ドルフィンズアリーナ )】 甲山親方(元幕内・大碇)の長男で埼玉栄高出身の三段目・若碇(18=伊勢ノ海部屋)が飛龍高出身の長村(19=木瀬部屋)を破って4連勝で勝ち越しを決めた。
 長村の激しい突っ張りに少し後退したが、機を見て中に入ると右差し左前ミツで一気に攻め返して送り出した。高校時代に1度だけ対戦して敗れている相手に対し、春場所の序ノ口デビュー戦に続いて快勝。「突き放されたら分が悪いので」とイメージ通りの攻めだった。

 3番相撲では幕下上位経験者の将豊竜(26=時津風部屋)に勝利。場所前の出稽古では佐渡ケ嶽部屋や伊勢ケ浜部屋の幕下力士とも互角に渡り合っていた。「稽古場でも強い人に勝つと自信になっている」。序ノ口、序二段とそれぞれ1場所で通過して東三段目86枚目に番付を上げた今場所、堂々の4連勝スタートで実力を示した。

 04年度生まれの世代は若碇と長村の他にも、先場所序二段優勝の聖富士(伊勢ケ浜部屋)や高校横綱の豪ノ湖(武隈部屋)ら期待の若手が三段目に多数ひしめいている。1学年上には既に幕内まで番付を上げた“令和の怪物”伯桜鵬(宮城野部屋)がいるが、その次の04年組の出世争いにも注目だ。

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