途中出場のCTB長田智希が持ち味発揮「前回より良かった」ラグビー日本代表

2023年07月15日 23:59

ラグビー

途中出場のCTB長田智希が持ち味発揮「前回より良かった」ラグビー日本代表
後半、ボールを持ってどんどん突破する長田(撮影・篠原岳夫) Photo By スポニチ
 【ラグビーリポビタンDチャレンジカップ2023第2戦   日本代表27―41オールブラックス・フィフティーン ( 2023年7月15日    熊本・えがお健康スタジアム )】 日本代表は正規のニュージーランド代表の予備軍となるオールブラックス・フィフティーン(XV)に27―41で敗れ、W杯イヤーの強化試合は初戦から2連敗となった。
 後半11分から途中出場したCTB長田智希(埼玉)が、出色のパフォーマンスでW杯代表入りを大きくアピールした。一番の見せ場は後半19分。インゴール右隅へと斜めに切り込んで相手を引きつけると、後ろを交差して走り込んだWTBセミシ・マシレワ(花園)にラストパスを出してトライを演出。相手に絡まれながらも引きずって前進するフィジカルの強さも披露した。

 「前回よりも良かった。スコア的にもアタックするしかないので、よりシンプルに行った」と長田。代表デビューとなった第1戦は後半26分からの出場で見せ場がなかったが、この日は随所で長所を発揮。ディフェンスでもゴール前で勢いよく飛び出し、ピンチの芽を摘むなど、思い切りと判断の良さが光った。

 持ち場となるインサイドセンター(12番)のレギュラー争いは、19年W杯戦士の中村亮土、中野将伍(ともに東京SG)との三つ巴の様相。経験値は少ない23歳だが、先輩2人を脅かす存在になりつつある。「自分の良さを出せるようになってきた。代表でもできる自信はある」と話した。

 試合後はロッカールームでビールを飲み、相手選手との交流も楽しんだ長田。少し赤くなった目元に「飲まされました」とアルコールへの弱さは露呈したが、フィジカル、スキル、そしてウイングもこなせる自在性も武器に、33人のW杯メンバー入りをグッと引き寄せた。

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