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新十両・輝鵬が鮮やかな変化で5勝目「何してくるか分からない不思議な力士ってのもいいかな」

2023年07月16日 20:28

相撲

新十両・輝鵬が鮮やかな変化で5勝目「何してくるか分からない不思議な力士ってのもいいかな」
<大相撲名古屋場所8日目>対馬洋(左)を突き落としで破る輝鵬(撮影・椎名 航) Photo By スポニチ
 【大相撲名古屋場所8日目 ( 2023年7月16日    愛知・ドルフィンズアリーナ )】 新十両・川副改め輝鵬(24=宮城野部屋)が對馬洋(30=境川部屋)を破って5勝目を挙げた。
 立ち合い對馬洋のもろ手突きをうまく払いながら左に動いて突き落とし。4日目の千代の海戦に続いての立ち合い変化だが、今回は「(相手が)もろ手突きで来たのではたき落とそうと思いました」とあらかじめ決めていた作戦ではなく、相手の動きをよく見ての好判断だった。

 1メートル67、111キロの小兵ながら鋭い立ち合いから前に出る速攻が持ち味。たまに変化するからこそ鋭い立ち合いも効く。立ち合い変化も含めた多彩な技こそが小兵力士の生命線でもあり「“こういうのがあるんだ”って周りに思わせておかないと。何してくるか分からない不思議な力士ってのもいいかな」と不敵に笑った。

 この日から、土俵入りでは母校の熊本・文徳高から贈られた化粧まわしを締めた。相撲部の本田浩二監督がデザインしたもので、色はスクールカラーでもある濃い緑。「良い色だと思いました。一発目が白星で縁起良いんじゃないですか」と笑顔を見せた。

 また、この日行われた行われた全日本大学選抜相撲金沢大会では、輝鵬の後輩たちが活躍。宇土市立鶴城中、文徳高、日大と同じ道を歩む川上竜昌(3年)と草野直哉(4年)の2人が個人戦の決勝で対戦し、川上が勝って初タイトルを獲得した。それを伝え聞いた輝鵬は「えー!すごっ!」と驚きながら喜んだ。

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