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【世界水泳】AS混合デュエットTR日本勢初快挙 佐藤友花・陽太郎組が涙の金!きょうだい歓喜「夢…」

2023年07月16日 17:42

水泳

【世界水泳】AS混合デュエットTR日本勢初快挙 佐藤友花・陽太郎組が涙の金!きょうだい歓喜「夢…」
<世界水泳 第3日目 混合デュエットTR 決勝>演技終了後、トップに立ち、抱き合う佐藤友(左)と佐藤陽(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 【水泳世界選手権第3日 ( 2023年7月16日    福岡 )】 アーティスティックスイミング(AS)の混合デュエットテクニカルルーティン(TR)決勝で、佐藤友花(21)佐藤陽太郎(18=ともにジョイフルアスレティックク)のきょうだいペアが255・5066点で金メダルを獲得。15年大会から採用されたこの種目の日本勢の優勝は初となった。
 男子として日本AS界初の金を手にした陽太郎は「夢じゃないかと思うくらい幸せ」と笑った。19年冬に友花がコーチに直談判して20年からペアを結成。姉は「家族の宝物が増えた。19年の冬、私よくやったな、と思う」と実感を込めた。

 技の成功が認められず最低評価となるベースマーク(BM)が1つもない安定した演技を披露。227・7200点で4位通過した予選から大きく得点を伸ばした。昨年ブダベスト大会でTRとフリールーティン(FR)でともに銀メダルを獲得。今大会は昨年優勝のイタリア人ペアが故障で欠場しており、優勝候補の本命だった。予選はBMが1つあったが、修正に成功。スコアを確認すると、そろって手で顔を覆い涙。歓喜を表現する仕草も演技中と同様にシンクロしていた。


 ◇佐藤 友花(さとう・ともか)2001年(平13)8月22日生まれ、茨城県出身の21歳。中高一貫の並木中教校から筑波大に進学。2歳で水泳、6歳でASを始める。21年の東京五輪は日本代表入りしたが、補欠で出場なし。22年世界選手権でフリーコンビネーション、チームTR、混合デュエットTR、FRで銀、チームFRで銅と5個のメダルを獲得した。身長1メートル67。

 ◇佐藤 陽太郎(さとう・ようたろう)2004年(平16)8月10日生まれ、茨城県出身の18歳。常総学院高から今年4月に筑波大に進学。5歳の時に姉のコーチの勧めでASを始め、中学1年時の17年に日本選手権フリーコンビネーションに出場。19年の世界ユース選手権混合デュエットで銅メダルを獲得した。22年世界選手権は姉・友花との混合デュエットでTR、FRの2つの銀を獲得。身長1メートル79。

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