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関脇・豊昇龍 朝乃山を投げ飛ばして6勝1敗 大関獲りへの第一関門突破

2023年07月16日 05:00

相撲

関脇・豊昇龍 朝乃山を投げ飛ばして6勝1敗 大関獲りへの第一関門突破
<大相撲名古屋場所7日目>朝乃山(左)を破り、気迫のこもった表情を見せる豊昇龍(撮影・椎名 航) Photo By スポニチ
 【大相撲名古屋場所7日目 ( 2023年7月15日    愛知・ドルフィンズアリーナ )】 大関昇進を狙う関脇・豊昇龍が元大関の朝乃山を上手投げで退け、6勝1敗とした。唯一全勝だった平幕・錦木が小結・琴ノ若に寄り切りで敗れたため玉鷲、北勝富士とともに首位に並んだ。大関獲りの関脇勢は、大栄翔が宇良を押し倒し、若元春も小結・阿炎をはたき込んで、ともに5勝目。4日目から出場の新大関・霧島は御嶽海に敗れ、2勝3敗2休となった。
 これでもかの連続攻撃で元大関を豪快に投げ捨てた瞬間、豊昇龍は誇らしげに見えを切った。大関獲りへの第一関門を突破。「しっかり集中できて良かった」と力強く話した。

 圧力の強い朝乃山の当たりにひるむことなく左の前みつに手をかけた。「差されないように。狙っていたところが取れて良かった」。相手得意の右差しを封じると左四つで胸を合わせる。そこからは叔父・朝青龍をほうふつさせる強引な上手投げで決めた。

 初顔合わせだった前回の対戦(21年夏場所8日目)は大関・朝乃山に挑戦する立場。2年後に番付は逆転しても心構えは変わらない。3月の春巡業では連日申し合いで朝乃山を指名。何度も手合わせして感触を確かめた。「楽しみにしていた」と実力者に成長した姿を見せつけた。

 優勝戦線のトップに並び、初優勝、大関獲りが視界に入るなか「成績のことは気にしていない。一日一番大切に」。いつも通りのコメントを貫く姿に重圧はみじんも感じられない。

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