幕下・向中野が初の大銀杏で十両・英乃海に完勝「名古屋で決める」勝ち越し王手で新十両へ一歩前進

2023年07月17日 23:06

相撲

幕下・向中野が初の大銀杏で十両・英乃海に完勝「名古屋で決める」勝ち越し王手で新十両へ一歩前進
<名古屋場所 9日目> 英乃海(右)を突き落としで破る向中野(撮影・成瀬 徹) Photo By スポニチ
 【大相撲名古屋場所9日目 ( 2023年7月17日    愛知・ドルフィンズアリーナ )】 西幕下3枚目の向中野(20=宮城野部屋)が十両・英乃海(34=木瀬部屋)を破って3勝2敗で白星先行とした。
 四つ相撲が得意な相手に右四つに組み止められたが、互いにまわしが引けない状態のままガブって先に攻め続け、左からの強烈な突き落としで転がした。「組み相撲(の相手)に胸を合わせてしまった。もっと厳しい相撲を取らないと」と反省。それでも初めて十両力士から白星を挙げ「内容はあまり良くないけど、十両でも勝てるんだなと自信になった」と手応えを得た。

 この日、初めて大銀杏を結って臨んだ十両の土俵。「ドキドキ、ワクワク。憧れていた土俵なので楽しんでいこうと、楽に相撲が取れた」。関取経験のない幕下力士では西2枚目の木竜皇(20=立浪部屋)と東3枚目の大の里(23=二所ノ関部屋)も今場所十両で取ったが、いずれも敗れていた。その中で白星をつかみ取って勝ち越し王手。「名古屋で決めるって強い気持ちで戦っていきたい」と新十両昇進への思いを強めた。

 大銀杏姿はよく似合っており「間垣親方とか兄弟子とかに“かっこいいな”と言われてうれしかった」と笑顔。「毎日結えるように頑張りたい」と改めて決意を込めた。

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